はじめに

「こどもの体験格差」を解消する新プラットフォーム

そこでフローレンスは、日本のこどもたちの「体験格差」を解消するため、こどもたちに「体験機会」を提供する、新しい仕組みを立ち上げることにしました。それが、「こどもの体験格差解消プラットフォーム」です。

このプラットフォームで「体験を届けるしくみ」を作ることで、体験にかかる手間やお金などのコストをできるだけ減らし、より多くのこどもたちに体験を届けることができるようになります。また、体験プログラムの申し込みをきっかけにご家庭とつながることで、困りごとを抱えたときに必要な支援につなぐアウトリーチの仕組みをつくることを目指したいと考えています。

このフローレンスの「こどもの体験格差解消プラットフォーム」構想には、日本の経済三団体のひとつである公益社団法人 経済同友会がプロジェクト推進などで協力することが発表されました。なぜ、経営者団体である経済同友会がこのプロジェクトに協力するのでしょうか。

経済同友会は、企業とソーシャルセクターが協力し、資源を有効に活用して社会課題を解決することを目指す「共助資本主義」を提唱しています。これは、伝統的な資本主義の中で、企業が利益を追求するだけでなく、社会に対して持続可能な影響を与えることも考慮すべきだとする考え方に基づいています。共助資本主義の考え方では、企業と社会が協力して持続可能な社会を築くために活動を展開することも期待されています。企業とNPO法人が協力することで、より大きな社会的影響を生む仕組みを築いていこうとしているのです。

経済同友会は、会員企業にこの体験格差プラットフォーム事業への参加を広く呼びかけることで、経済界からも「こどもの体験格差」という社会課題の解消に協力していくとしています。

また、この「こどもの体験格差解消プラットフォーム」の仕組みづくりの構築には、サントリーホールディングス株式会社が新規事業のパートナーとして協働することも決定しました。

「#こどもの体験格差をなくそう」のメッセージを掲げ、経済同友会、サントリーホールディングス株式会社、フローレンスが協働して始まる新プロジェクト。経済格差が生み出す新たな社会課題に対峙し、共助の精神で未来の世代に希望を提供する新たな取り組みが動き出します。

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