はじめに
不動産投資で不労所得を着実に
少子高齢化、人口減少、と言われていても、東京都23区の人口減少のペースは全国とは異なります。全国的には2010年をピークに急激な人口減少が進んでいますが、東京都の予想によれば、都区部は2030年をピークにゆるやかな減少にとどまります。
都区部では、単身世帯が全体の半分、年齢別では20代が突出しています。つまり、若い世代向け・単身世帯向けの、山手線内のワンルームマンションは、今後も継続してニーズが高いと言えるでしょう。
山手線内の築浅ワンルームマンションは、2800万~3000万円が相場。家賃は月10万円程度です。現金で一括購入なら、家賃分をそのまま収入にすることもできます。
10億円あれば、2〜3億円は不動産投資にまわしてもいいですね。ワンルームマンションを9つ購入すれば、毎月90万円の家賃収入です。収入からは、空室になった時の備えや、リフォーム、設備の維持経費などをプールしておく必要はありますが、継続的な収入となります。
また、保有不動産は相続対策にもなります。相続税の金額は、相続財産の評価額に税率をかけて計算します。その際、現預金で2億円であればそのまま2億円が相続税評価額となりますが、不動産であれば評価額がグッと下がります。
土地は路線価(または評価倍率方式での評価)が相続税評価額になり、実勢価格の約8割で計算できます。建物は固定資産税評価額が相続税評価額になるので、実勢価格の約7割になります。人に貸している場合には、さらに相続税評価額が下がりますので、相続税を安くできます。
不動産を相続財産にすれば、のこされた家族は、相続税が安くなって、その後の暮らしに家賃収入が使えます。不動産投資は、生命保険がわりにすることもできるのです。
「ふやす・ためる・つかう」を組み合わせる
宝くじで10億円当たったら、何に使おうか、誰でも興奮しそうです。ただ、使えば減るのが現金です。10億円あっても、使えば減って、いずれはなくなります。お金の残額が減る一方なのは、金額の多寡にかかわらず心細いものではないでしょうか。
お金は、ふやす、ためる、つかう、のバランスが大切です。仕事をしていれば、「ふやす」はできていますが、宝くじ当せんで働かなくなれば「ふやす」はできなくなってしまいます。
ぜひ宝くじ当せん後も働く、あるいは資産運用でお金をふやして、しっかりためて、つかってください。
※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
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