はじめに

大手と比べてかなり低い原価率

店舗のほとんどはフランチャイズで運営されており、売上はロイヤルティ収入と会員向けの物販収入がメイン。2023年12月に既存のプロテインを全面リニューアルした新プロテインとプロテインに次ぐ定期購入型新商品の販売開始しており、第2四半期では物販の売上にはずみがつくと期待されます。

じつはフィットネスジムは原価率が高いビジネスです。とくにプールやスタジオを備えた大型のジムでは賃貸料など固定費負担も高い上、水道光熱費なども高くなります。たとえば、総合型フィットネスジムを運営するセントラルスポーツ(4801)では、原価率88.5%、ルネサンス(2378)は92.7%。一方で、フランチャイズ経営で、なおかつこじんまりとした店舗が多いカーブスは原価率57.3%とかなり低くおさえられています。大型フィットネスジムがいまだコロナのダメージを引きずっている中、カーブスが頭ひとつ抜き出ている理由のひとつでしょう。

決算翌日、株価は上昇

画像:TradingViewより

決算発表が好調だったため、翌日の株価は9.7%上昇しました。ここまでずるずると下降トレンドが続いていましたが、好決算をきっかけにいっきに週足の移動平均線を抜けてきました。50歳以上の女性に完全にふりきる戦略は、ここのところ急成長している24時間ジムとの会員争奪戦はどこ吹く風。シニア層の人口が急増することを考えれば、ここからの株価は、上向き一択ではないでしょうか?

※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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