はじめに

20年以上連続増配の企業は?

大和アセットマネジメントによれば20年以上の連続増配をしている企業は次の通りです。

●25年:SPK(7466)
●24年:三菱HCキャピタル(8593)
●23年:小林製薬(4967)、リコーリース(8566)
●22年:トランコム(9058)、ユー・エス・エス(4732)
●21年:ユニ・チャーム(8113)、KDDI(9433)、サンドラッグ(9989)、リンナイ(5947)、沖縄セルラー電話(9436)
●20年:サンエー(2659)

昨年11月に大和アセットマネジメントが、「iFreeNEXT 日経連続増配株指数(資産成長型)/(年 4 回決算型)」を設定しました。高配当指数の特徴として下落場面で、日経平均などよりも下落率が低い事が挙げられます。2015年6月から2016年2月までのチャイナショックでは日経平均が26%安でしたが、連続高配当指数は13%安で留まりました。2020年2月から2020年3月のコロナショック時も日経平均が28%安でしたが、25%安でした。20年以上増配を続ける企業は前途したショック時による大幅安の局面を乗り切ったといえます。

同商品の組入れ比率は豊田通商(8015)が役6.6%、花王(4452)とパン・パシフィック・インターナショナル(7532)が約5.2%、日本電信電話(9432)と大和ハウス(1925)が約5.1%です。その次が、KDDI(9433)4.9%、アサヒグループHD(2502)と富士フィルムHD(4901)が約4.7%と続きます。

なお、1月末から2月中旬までに続いた、決算発表において増配を公表する企業がかなりの数ありました。昨年東京証券所が上場企業全社に「資本コストや株価を意識経営」を促した事も大きいように感じます。この流れが短期的に終わるのではなく、長期的に続く事が更なる日本株の押し上げに繋がると思います。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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