はじめに

新NISAはそもそも万能ではない

新NISAの投資対象は、
●つみたて投資枠…金融庁の基準を満たす投資信託・ETF
●成長投資枠…株・投資信託・ETF・REIT
となっています。

これら以外の商品を利用する場合は、当然課税口座一択になります。

お金は、「日々出入りするお金」「5年以内に使い道が決まっているお金」「10年以上使わない将来のためのお金」の3つに分け、それぞれ目的にあった商品や制度で貯めることが重要です。

このうちNISAは「10年以上使わない将来のためのお金」を貯めるのに適した制度。長期・積立・分散投資による元本割れの可能性が限りなく低くなるのは、「15年」以上が一つの目安です。子どもの大学進学資金や老後の生活資金などは、NISAで貯めるのが向いています。

一方、日々出入りするお金はすぐ使えることが大切ですので、いつでもお金を出し入れできる預貯金が便利です。また、5年以内に使い道が決まっているお金は、いざ使いたいというときに減っていては困るので、定期預金や変動10年国債といった「元本割れしないけれど金利が預貯金よりは高い」投資先が向いています。為替リスクこそあるものの、世界一安全な資産であり、かつ高い金利を得られる「米国債」へ直接投資する場合も、課税口座で行うことになります。

NISA口座、特定口座などの課税口座を上手く使い分けて資産形成に臨みましょう。お金は、「日々出入りするお金」「5年以内に使い道が決まっているお金」「10年以上使わない将来のためのお金」の3つに分け、それぞれ目的にあった商品や制度で貯めるのがベストな選択です。

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