ここ数年、美容家電市場は急激に拡大しています。とくに「いつまでも若々しくいたい」といったアンチエイジング的な要望を叶える美容家電の急増は、目を見張るものがあります。
その背景には、コロナ禍の”おうち美容”需要の増加があります。メーカーサイドで、フェイスケア家電の新規需要の開拓が進んだことに加え、マスクで隠れないヘアケアへの意識が高まったことによる高機能・高価格帯のヘアケア製品の需要が伸びたことで、一気に市場が拡大しました。
それまでエステに通うには、時間もお金も足りないと感じていた人が、自宅でもケアできる手軽さに、多少高額でも購入に踏み切る人が多いようです。
マスクを外して素顔を見せる機会が増加したコロナ以降は、”マスクだるみ”や”マスクギャップ”を解消することを目的に、ますますフェイスケアに注力する人が増加。SNSを通じて拡散されたことで、美容感度が高い層だけでなく、一般消費者にも浸透しつつあり、今後もますます拡大が予想されます。
そこで、家庭用美容に特化したヤーマン(6630)、MTG(7806)、Aiロボティクス(247A)の3社を比較し、投資対象として魅力的なのはどこか検討したいと思います。