はじめに
損をしているものか、利益がでているものか?
例えば投資信託を複数持っている場合、解約を検討するタイミングであるものは利益が出ていて、あるものは損がでているという状況もあるでしょう。その場合は、利益がでているものから売却する方が良いのでしょうか? あるいは損失がでているものから売却をする方が良いのでしょうか?
答えは、状況によるといえるでしょう。
例えば、充分満足がいく利益がでている投資信託であれば売却をして解約をするのも手です。もちろん投資を継続すればもっと利益がでるだろうと考えるのであれば、解約後同じ投資信託を購入するなども考えられます。長期で保有すれば利益が望めると考えることができる投資信託であれば、一旦売却して支払を済ませたあと改めて投資を継続するのもありでしょう。
損失が出ている投資信託であれば、今後持ち続けることで価値が上がりしそうなのか、あるいは投資当初とは状況が変り利益がでる可能性が低いのかを見極める必要があります。前者であれば、今回は売却せず保有し続けた方が良いかも知れませんし、後者であれば売却のタイミングと割り切って現金化するのも良いかも知れません。
借り入れが良いか、資産の売却が良いか
以上大雑把ですが金融商品毎、解約の際にどのようなコストがかかるのか、どのくらい現金化に時間がかかるのかなどをお伝えしました。実際個々の金融商品によって細かい取り扱いが異なることもあるので、あくまでも参考とお考え下さい。
急な資金用途がある場合、焦ってしまってお金を借りることを真っ先に考えてしまうかも知れませんが、仮に資金が融通できたとしてもその後の返済で家計が苦しくなってしまうことも考えられます。
その場合は、今ある資産をいかに有効活用できるのかをまず考えた方が良いこともあります。もちろんそれにより今後の予定が崩れたりすることもあるかも知れませんが、借り入れが良いのか、資産の売却が良いのか今後の見通しを考慮した上で冷静に考えたいところです。
また急な資金用途が発生した際、その資金の支払期限の交渉や支払額の減額が可能なのかどうか確認してみることもできるかも知れません。場合によっては専門家への相談が有効になることもありますので、賢明な選択をされることを願います。
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