はじめに
湿度も気温も高くなってくる季節。家の中でふとした瞬間に悪臭を感じ、いやな気分になった経験がある人もいるのではないでしょうか。
しかし、においは対策をすることで意外と簡単に防げるものです。今回はできる限りお金をかけない、夏のにおい対策をご紹介します。
その家の顔「玄関」の悪臭対策
玄関は家の顔。他人が来て「この家、くさい」と思われてしまうのは避けたいところです。
玄関の悪臭の原因は多くが靴。夏はとくににおいやすくなっています。まず一日履いた靴は、帰宅後すぐに靴箱には入れずに半日以上は玄関に置いておき、靴の中をしっかり乾燥させてから靴箱に入れるようにしましょう。蒸れたまま靴箱に入れるとにおいやカビが発生するもととなってしまいます。
玄関に靴を出しっぱなしにしていると散らかって見えるという問題もあります。その場合は、履いた靴を置くエリアを決めておき、家族にも守ってもらうようにしましょう。
靴箱の中に除湿剤と消臭剤を入れておくことも忘れずに。除湿剤は靴箱のサイズにあう細いタイプのものが100円ショップでも購入できます。満水になったら除湿剤の中だけを交換できるので、支出をおさえることができます。
消臭剤は製品によって消臭できる範囲が違ってきますが、できれば複数箇所に置いておきましょう。最近では詰替え用の消臭剤も販売されています。それを100円ショップで売っているお弁当用の小分けカップに入れて靴箱に入れておくのがおすすめ。小分けカップの蓋の部分に数か所穴を開けるのがポイントです。
「オムツ」のにおいは防臭袋で
小さいお子さまや、シニアの方がいるご家庭ではオムツのにおい問題もあります。オムツのにおいに関してはやはり専用の防臭袋を利用するのがおすすめです。医療機関用に開発されたオムツの防臭袋も最近ではドラッグストアなどで購入することができます。
袋に入れたオムツをごみの収集日までどうするか。家の中に防臭機能がついたゴミ箱があれば良いのですが、そうでない場合は屋外のゴミ箱に入れているご家庭も多いでしょう。屋外のゴミ箱はできるかぎり直射日光が当たらない、風通しのいい場所に置いておくことがポイントです。やはり高温になるとにおいが発生しやすくなってしまいます。