はじめに

今回は株式投資をする上で重要なこの夏注目のイベントと、投資に与える影響について紹介します。また、夏の相場格言でも有名な“夏枯れ相場”で考慮すべき流動性などについても解説します。


パリオリンピック(7月26日〜8月11日)

まず7月に最低限押さえたいのは、7月26日から8月11日に開催されるパリオリンピックです。オリンピックは、世界的なスポーツイベントであり、開催国の経済に大きな影響を与えます。オリンピックが開催されると、インフラ整備や観光業が活発化し、それに関連する企業の株価が上昇することが期待されます。

まずオリンピックに向けたスタジアムや関連施設の建設が進むため、建設会社の株価が上昇することがあります。また、パリは観光地としても人気が高いため海外からの観光客が増加し、ホテルや旅行代理店の業績が向上することが期待されます。飲食関連も盛り上がり、例えば五輪のみならずワールドカップなどみんなで盛り上がりたいようなスポーツイベントの際は英国風パブを展開しているハブ(3030)などがよく盛り上がりを見せています。

さらにオリンピック関連商品やスポーツ用品の需要が増加します。活躍した選手、メダルを獲得した選手の所属企業やCMに出演するスポンサー企業が物色される例もあります。前回の東京大会では、サーフィンが加わったことから、サーフボードやスケートボード関連商品を手掛けているモリト(9837)などが注目されました。ほかにも関連銘柄はたくさんありますので今のうちに押さえておくと投資の役に立つかもしれませんね。

また、オリンピックは投資家のマインドにも影響し、多くメダルを獲得した五輪の際には株価が上がりやすくなるようです。

FOMC(連邦公開市場委員会、7月30・31日)

7月30・31日に経済イベントとして外せないFOMCが開催されます。FOMC(Federal Open Market Committee、連邦公開市場委員会)は、アメリカの中央銀行である連邦準備制度(FRB)が金融政策を決定するための会合です。FOMCは、金利政策やオープンマーケット操作(国債の売買)を通じて、アメリカ経済の成長と物価の安定を目指しています。通常、年8回(約6週間ごと)に開催されます。

FOMCが政策金利(フェデラルファンド金利)の変更を決定すると、株式市場に大きな影響を与えます。FOMCが発表する声明文や議事録で、経済の現状や将来の見通しが示されます。これにより、投資家は今後の金融政策を予測し、株式市場の動向を判断します。FOMCの決定が市場の期待と一致するかどうかも重要です。期待通りの結果が出ると、株式市場は安定しますが、予想外の結果が出ると、大きな価格変動が起こることがあります。

金利が引き下げられると、企業の借入コストが下がり、消費者の支出が増えるため、株価が上昇する傾向があります。逆に、金利が引き上げられると、借入コストが増え、消費が減少するため、株価が下落することがあります。

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