はじめに
経済的負担を考えると受取れる期間は一生涯が理想
では、年金を受取れる期間はどの位が目安でしょうか? 先ほどと同じ実態調査によると、介護期間はまちまちで、6か月未満から10年以上までさまざまです。平均は5年1ヵ月という結果になっていますが、数年前の調査に比べると、期間は伸びています。介護状態になってから亡くなるまでという期間になりますので、予測を立てることは不可能です。
商品の設定としては、年金を5年・10年確定で受取る有期型と、介護状態が続き生きている限り受取る終身型があります。データ上は平均5年ですので、5年確定型の選択もあるかもしれません。ですが、長く続くかもしれない介護の経済的負担を考えれば、終身型を選択するのが望ましいでしょう。
特に独身で過ごされていて、将来介護状態になった時、親族の手助けは見込めないと予想できるひとは、介護サービスの費用負担は必ず発生します。2人に1人に訪れる介護に備え、若いうちから介護の備えを始めましょう。