はじめに
もうひとつの株価上昇要因
画像:TradingViewより
もうひとつワークマンの株価を押し上げているのに円高進行があります。株価が明らかに上昇に転じたのは、7月の半ばで、ちょうどそのあたりから円高が進行しています。ワークマンの利益が伸び悩んでいたのは、円安による仕入れ高が大きかったので、円高に触れるのは、当社にとっては大きなメリットです。円高メリット銘柄としては、ニトリや神戸物産なども物色され、メディアでも取り上げられることが増えていたので、投資家からの視聴率が高まったのでしょう。
決算説明書によると、当社の通期想定レートは1ドル145.50円です。円安の進行に伴い、値上げなども実施予定で、おそらくこれは、今後円高に触れたとしても実行されると思います。となれば、利益率の改善が期待されますので、業績は当初予想より上振れるかもしれません。
ワークマンは、2018年から2020年の3年間で株価は7倍上昇したスター銘柄でした。ワークマン女子という言葉がバズり、経済番組で取り上げられることもしばしば。コロナ以降は、エネルギー価格や材料費の高騰にも関わらず、値上げしないことにこだわり、それが業績を悪化させ株価の低迷をもたらしていました。ここからふたたびスターの座へ返り咲くのか、見守っていきたいと思います。
※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
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