はじめに

7月に入り、いつの間にやら今年も折り返しです。思えば今年は、大発会(※)から日経平均6日連続の下げという戦後最悪な記録から始まり、現在の軟調な相場を占っていたかのようです。

しかし、これは日経平均など東証1部の話。個人投資家が主戦場とするマザーズ指数にスポットを当てると景色は違って見えます。僕が思うに、今年儲かっている個人は結構いるんじゃないですかね。

もともと東証1部より新興市場の方が優位性があると思っていますが、特に今年はその傾向が顕著なんじゃないかと。その理由は……ザ・フライ井村のLet'sカブトク!

※大発会(だいはっかい):日本の証券取引所で1年間の最初の取引日に行われると催事のこと。催事の行われる年始の最初の取引そのものを指すこともある。年末の最後の取引日は「大納会(だいのうかい)」と言う。


理由1:日経平均は年初からマイナスだが、マザーズは+14%!

日経平均(東証1部)とマザーズ指数の年初から6月末までのパフォーマンスを見てみますと、
年初6月末騰落率
日経平均株価18,81915,576-17.2%
マザーズ指数8851009.5+14%

そうなんです、軟調な気がしていたのですが、マザーズはプラスなんです!さらに最高値、最安値を見てみると、

最安値最高値年初→最高値上昇率
日経平均株価14,864(6/24)18,951(1/4)+0.7%
マザーズ指数665(2/12)1230.8(4/21)+39.1%

日経平均は年初につけた高値を一度も上回ることなく、イギリスのEU離脱の国民投票時に最安値を付けています。これぞ軟調というやつですね。

一方、マザーズは、年初旬に弱いところがあったものの急速に切り返し、最高では年初から+39%の上昇率を記録しています。これはアベノミクス絶好調の2013年以来の上げ率です。

こうみるとマザーズメインの投資家は、EU離脱ショックがあってもまだまだプラスの人が多いと言えると思います。

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