「ディズニー再開」で舞浜エリアの人出は戻ったのか、ビッグデータで分析
コロナはどう影響している?
新型コロナウイルスの影響で、2月末から約4ヵ月にわたり臨時休園していた東京ディズニーリゾートが7月1日から営業を再開しています。休園期間中は、同施設の最寄り駅であるJR舞浜駅を訪れた人が「土曜日というのがウソみたいな閑散ぶり」「普段はめっちゃ人がいる舞浜駅がスッカスカ」などとSNSに投稿していましたが、営業再開後はどれほど人出が戻ったのでしょうか。また、訪れる人の属性はどのように変化したのか、スマホユーザーの匿名位置情報ビッグデータから分析します。
いきなり!ステーキ、ひっそり「大量閉店」拡大
コロナはどう影響?
新型コロナウイルスの影響で外食産業が大きな打撃を受ける中、不振のペッパーフードサービスが運営する「いきなり!ステーキ」の大量閉店がひっそりと拡大しています。2019年12月末時点で493店だった国内店舗が、2020年5月末は414店にまで減少。今年に入ってから79店舗を閉店したことが、5月の月次動向の数値から明らかになりました。2020年中に不採算の74店舗を閉店すると発表していましたが、新型コロナウイルスによる影響を受けてか、それを上回るペースでの閉店に踏み切っているようです。
バイキング「すたみな太郎」、コロナ自粛後そのまま大量閉店
悲しみの声
焼き肉や寿司などの食べ放題を展開するバイキングチェーン「すたみな太郎」が、3月中に大量閉店することが明らかになりました。閉店する店舗数は、現在運営している1割弱に及びます。新型コロナウイルスの影響で、営業を一時自粛していた同チェーン。大量閉店のお知らせに、すたみな太郎の利用者などから、Twitterで悲しみの声が上がっています。
三鷹、立川、国分寺… 「住みたい街」ランキングで中央線の人気駅が総崩れの理由
首都圏の住宅市場に新たな二極化
毎年恒例のリクルート住まいカンパニーがまとめた「SUUMO住みたい街ランキング」。今年は3月3日に、2020関東版の結果が発表されました。3年連続で横浜が1位になったことや、昨年4位に躍進した埼玉県の大宮が、今年も順位をキープしたことが、メディアで多く取り上げられています。しかしその一方、昨年大幅に順位を上げた三鷹が今年はランクダウンするなど、JR中央線の駅で苦戦するエリアが散見されます。人々が街に求めるものは、どのように変化しているのでしょうか。最新の住みたい街ランキングから読み解きます。
ミスターミニット、コード決済導入第1号が「メルペイ」だったワケ
なぜPayPayや楽天ペイでなかったのか
靴修理などのサービスを手掛ける「ミスターミニット」が、メルカリの決済サービス「メルペイ」を3月4日から一部店舗で導入しました。コード決済サービスを導入するのは今回が初となります。ミスターミニットは「スニーカー修理サービス」を2019年10月から正式メニューとして開始。メルペイの導入で、メルカリの抱える若年層ユーザーへのサービスの認知拡大を狙います。
店舗激減の「東京チカラめし」、オフィス弁当屋に変身していた
牛丼業界の風雲児が意外な転身
かつて「焼き牛丼」でブームを巻き起こし、既存の牛丼チェーンを追い上げていた「東京チカラめし」。急速な出店拡大で一時は100店舗以上を展開しましたが、今では両手で数えられるほどに規模を縮小しています。そんな牛丼業界のかつての風雲児が、オフィスワーカー向けの弁当で再起を図っています。どのような狙いがあるのか、取材しました。
「メニュー増えすぎ」、大量閉店「いきなり!ステーキ」が狙う原点回帰
決算説明会で語られた一部始終
「今日、私はとても緊張しております。業績の回復を期すために決意をしているわけですが、大勢の方々にご心配をおかけしました」――。2月26日に開催されたペッパーフードサービスの2019年12月期の決算説明会の冒頭、一瀬邦夫社長は神妙な面持ちで頭を下げました。厳しい状況が続く「いきなり!ステーキ」を今後どう立て直していくのでしょうか。一瀬社長の口から飛び出したのは「原点回帰」という言葉でした。一瀬社長が思いを語った、決算説明会の一部始終をレポートします。
市場規模は4年で2倍超に、スネ毛を嫌がる20代男子の深層心理
なぜツルツル肌にこだわるのか
「男からも女からも電車で、スネ毛とか見られるの気にならない?」「わかる!ショートパンツ履く時とか気になる」――。シェアハウスが舞台の恋愛リアリティ番組を模した動画内で交わされた、この会話。実際の若者への意識調査を参考に作られものです。化粧品メーカーのマンダムが、2020年春夏の新商品を報道陣に紹介するイベント「マンダムハウス」を開催。その中に登場したのが、男性向けの除毛フォームです。部位によっては「ツルツル」にしたいという20代男性のニーズに応えた商品。どのような消費者の心理があるのか、深掘りします。
ふるさと納税で3年後に100億円超「流出」、 世田谷区が震える最悪のシナリオ
区民生活のどこに影響が出るのか
「ふるさと納税制度の問題点についてはたびたび訴えていますが、やはり国は制度設計の失敗を認めるべきではないかと強く思います」――。東京都世田谷区の保坂展人区長は、1月末の記者会見で、こう訴えました。区の試算によると、ふるさと納税による住民税の「流出」が3年後には100億円を超える見込みです。将来的にどのような影響が出てくるのか、世田谷区に取材しました。
イオン、2月の新祝日に「プチハレ需要」創出を目論む台所事情
自宅でのお祝いメニューに照準
「イオン」「イオンスタイル」を展開するイオンリテールは、2月22日から24日までの3連休に、本州・四国の約400店で「2020 春祝の市」を開催すると発表しました。期間中は国産黒毛和牛や、刺し身の盛合せなど、「プチハレ」メニューを展開します。このタイミングでこうした企画を実施する背景には、どのような狙いがあるのでしょうか。2月21日にメディア向けに開かれた「新祝日 三連休お祝い需要に向けた施策発表会」の内容から探ります。
“大人向けファンタ”は「オトナのフルーツ炭酸離れ」を止められるか
疲れた時の「おやつ需要」を狙う
「ファンタ?もう卒業したつもりだったけど」――。日本コカ・コーラは、俳優の松田龍平さんと永山瑛太さんを広告に起用した、30代以上の大人向け炭酸飲料「ファンタ プレミアムグレープ」を3月2日に発売します。これまでも同社は大人向けのファンタを期間限定で扱ったことがありますが、今回の商品はどのような違いがあるのでしょうか。2月18日に開催された「2020 炭酸カテゴリー戦略発表会」の内容から深堀りします。
筋肉訴求の「鶏ムネ肉カップスープ」をポッカが売り出す事情
健康志向は新たな局面へポッカ
冬の寒い時期に特に売れる、カップ入りスープ。本格的な味わいのものや野菜を手軽に摂取できるといった特徴の商品が、数多く販売されています。しかし、サッポロホールディングス傘下のポッカサッポロフード&ビバレッジが来月から発売するのは、こうした商品とは毛色が少し異なるカップ入りスープ。鶏ムネ肉がゴロッと入っており、タンパク質をしっかり摂取できるのが売りです。定番とはかけ離れた商品を出す裏側には、どのような狙いがあるのでしょうか。2月14日に開催された、同社のスープ事業方針説明会の内容を深掘りします。
高級路線で大ヤケド、「ガスト」が狙う低価格デジタル業態への変身
何を戻し、何を変えるのか
「想定通り客単価は上昇したが、客数が大きく下がり、最後に第4四半期で来店頻度が間延びした段階で、大きな業績の悪化につながった。減益の大きな要因がここにある」――。2月13日に開かれた2019年12月期の決算説明会で、すかいらーくの谷真社長は増収減益の原因について、こう分析しました。リーズナブルな価格帯のメニューが中心のファミリーレストラン「ガスト」で、高価格帯に商品価格を寄せたのが裏目に出たというのです。人件費高騰や消費増税の影響で深刻な打撃を受けている外食業界にあって、すかいらーくはどのような手を打つのでしょうか。
マルイが「時価総額で百貨店業界トップ」である至極明解な理由
D2C新会社で「売らない店」強化
閉店する店舗が相次ぎ、苦境に立たされている百貨店業界。そうした中でビジネスモデルを転換して好調をキープしているのが、丸井グループです。同社の時価総額は約5,500億円(2月12日時点)。大丸や松坂屋を傘下に持つJ.フロント リテイリングの約3,600億円を大きく引き離し、百貨店業界でトップに立っています。新分野への投資も積極的に進めており、2月12日にはD2C(Direct to Consumer)の新会社設立を発表しました。丸井グループのどのような戦略が奏功しているのか、同日に開かれた発表会からひも解きます。
イオンモバイル、「電話だけシニア」向け月額980円プランに秘めた思惑
心理的抵抗感は払拭できるか
「格安スマホ」ブームの火付け役で、2016年にMVNO(仮想移動体通信事業者)サービスに参入した「イオンモバイル」が、シニア向けに月額980円(税別、以下同)の新プランを、3月1日から始めると発表しました。同社はシニア向けプランを2019年9月に発表したばかり。さらに価格を抑えた新プランを導入する背景には、何があるのでしょうか。2月6日に開かれた新サービス発表会の内容から探ります。
「流行りだからじゃない」、キリンがクラフトビールに注力する理由
ビール好きはどこに消えた?
「日本のビールはなぜここまで縮小したのか。その理由の1つに、ビールメーカーの責任があるのではないかと思う」――。キリンビールホールディングス(HD)の磯崎功典社長は2月5日、キリンビールのクラフトビール戦略発表会でこう語りました。国内大手4社の中でも、特にクラフトビールに力を注いでいるキリンビール。2019年11月には、アメリカのクラフトビール3位のニュー・ベルジャン・ブルーイングを買収すると発表しました。同社がクラフトビールに積極的な理由は、どこにあるのでしょうか。
煮干しの「ラーメン凪」、“逆輸入”とんこつで狙う日本市場の勝算
4色から好みに合わせてカスタマイズ
「煮干しが嫌いな方、ご遠慮ください」――。店頭にこんな張り紙があるほど、個性的なラーメンでファンを獲得してきた「すごい!煮干ラーメン凪」。同チェーンを展開する凪スピリッツが2月2日、とんこつラーメン業態で、国内初となる旗艦店を東京・神田に出店しました。煮干しラーメンで成長してきた同社が、とんこつラーメンの力を入れ始めた背景には何があるのでしょうか。
バーガーキング、閉店マックに縦読みで「勝利宣言」の真意
文字をつなげると「私たちの勝チ」
1月31日をもって閉店する、東京・秋葉原にあるマクドナルド。そのすぐ近くに位置するバーガーキングがマクドナルドに向け、店舗前に「たくさんのハッピーをありがとう。」と記したポスターを30日夜から掲出しています。しかし、ポスターのメッセージの文頭を「縦読み」すると、マクドナルドに対する勝利宣言にも読める内容だとして、Twitterで話題になっています。どのような狙いがあるのでしょうか、運営会社に取材しました。