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年金を受取るためにリタイア前後にチェックすべき手続きは?
年金の受け取りを基礎から解説
年金は自動的に受け取れるのではなく、請求手続きをしないと自分の口座にお金は入ってきません。請求手続きをする時期は、性別や生年月日、国民年金や厚生年金などの年金制度への加入期間によって違います。ただし、男性なら1961(昭和36)年4月2日、女性なら1966(昭和41)年4月2日以降に生まれた人は65歳からの受給開始となります。年金の請求手続きをする際に、事前にチェックしておきたいことがあります。今回は、会社員がリタイア前後に、年金を受け取るためにしておきたいチェック事項をまとめました。
ノース・フェイス「クモの糸ジャケット」は普通のアウターと何が違う?
開発に4年の歳月を費やしたワケ
アウトドアウエアメーカーのゴールドウインと、“人工クモの糸”を開発するスパイバー(山形県鶴岡市)が8月29日、人工のタンパク質繊維を使ったアウトドアジャケット「ムーン・パーカ」を12月に発売すると発表しました。2016年の発売予定でしたが、品質が安定せずに延期し、発表まで4年を要しました。開発までどのような苦労があったのでしょうか。東京都内で開かれた製品発表会を取材しました。
自分のことを話さないリーダーは成功しない
「OPENNESS」こそがゴールへのカギだ
国内外で数多くのプロジェクトを成功に導き、現在は企業や教育機関におけるプロジェクトリーダーの育成に力を入れる伊藤大輔さんは、著書『プロジェクトリーダー実践教本』で次のように述べています。「多くのリーダーは“OPENNESS(オープンネス)”を重要視しています。これはあらゆる国のビジネスにおいて共通の概念といっても良いでしょう」「オープンであること」が大事なのは想像がつきますが、具体的にどう振る舞えばいいのかと考えると人それぞれに違うイメージを持つのではないでしょうか。ここでは、リーダーたちが重要視するという「OPENNESS」について、『プロジェクトリーダー実践教本』第1章を中心に見ていきましょう。
日本のメディアは日韓関係悪化ばかり報じている場合なのか
消費増税の悪影響が断然大きい
8月22日に韓国大統領府が日韓軍事包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決定したことで、歴史問題などをめぐり悪化していた日韓関係はさらに深刻になり、安全保障分野に影響が及ぶことになりました。この韓国政府の判断が米中を含めアジア地域の地政学動向に将来どのような影響をもたらすかが筆者の最大の関心ですが、これは門外漢の筆者の力量を超えるテーマです。以下では、両国の金融市場、そして経済活動への影響について考えてみます。
日本企業の決算発表を踏まえ、今後取るべき投資戦略は?
約2400社を集計
3月決算の上場企業の第1四半期の決算発表が出揃いました。米中貿易戦争による両国経済や世界経済の失速、また円高進行などから厳しい内容になると見込まれていましたが、やはり苦しい決算となりました。今回は第1四半期の決算発表の概要をお伝えするとともに、そこから見えてくる今後の投資戦略のヒントを探りたいと思います。
タピオカバブルに乗る「ドトール」、乗らない「サンマルク」
大手チェーンで対応が真っ二つ
若い女性を中心に「タピ活」という言葉まで生まれたタピオカドリンク。ブームに乗っかろうと、さまざまな飲食業態がタピオカ入り商品を発売する中、大手カフェチェーンでは参入するか否かの対応が分かれているようです。タピオカメニューの販売を始めたドトールコーヒーは売れ行きが好調で、一部店舗で品切れを起こすほど。一方、サンマルクカフェは「タピオカを売る予定はありません」とTwitterでわざわざ宣言しています。
フォロワー数ランキングで分析、「外食」の有望銘柄はどこ?
投資初心者にも身近なセクター
投資初心者によくある悩みの1つとして、個別株を買おうにも、どの銘柄を選べばいいのかわからない、というものがあります。そうした際にも選びやすい代表的な業種が「外食」ではないでしょうか。店舗が身近な場所にある企業であれば、どの程度にぎわっているのかが一目瞭然ですし、株主優待で食事券などがもらえる銘柄が多いのもメリットです。しかし一方で、競争の激しい業界でもあるため、業績の浮き沈みが大きいともいえます。外食業界の有望銘柄を探し出すには、どのような点に注目すべきなのでしょうか。今回は、外食銘柄の見極め方について解説したいと思います。
企業型確定拠出年金、転職で損する場合も?損失を防ぐ手立てはあるのか
長期運用を考えていたけれど…意外な落とし穴
会社が社員にお金を出してくれる(拠出してくれる)年金、企業型確定拠出年金(以下、企業型DC)。会社が出してくれたお金を社員が自分で運用し、60歳以降に受け取る、という制度です。すでに700万人以上が加入しています。企業型DCで将来もらえる金額は、運用の成果で変わります。利益が出ていれば増えますし、損失を抱えていれば減ってしまいます。今回紹介するのは、転職の手続きを進めるなかで、企業型DCで損をしてしまったAさん。損失から逃れる手段はなかったのでしょうか。企業型DCの転職時の手続きを紹介しつつ、確認してみたいと思います。
異例の独歩高、世界同時株安の中で「豪州株」が堅調なワケ
約12年ぶりに史上最高値を更新
豪州の代表的な株価指数であるASX200指数は7月30日、約12年ぶりに史上最高値を更新しました。米中貿易摩擦への懸念が広がる中、豪州株は春先から他のアジア株との連動性が薄れ、独歩高となっています。8月23日時点での年初来上昇率は15.5%にのぼります。今回は、豪州株が好調な理由を分析してみたいと思います。
長期・積立・分散の投資から「外貨建て保険」に心が揺らいでいます
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、最近投資を始めたという33歳の女性です。長期・積立・分散で投資方針を立てたものの、外貨建て年金保険を勧められ決心が揺らいでいるといいます。FPの坂本綾子氏がお答えします。最近、家計の見直しと投資を始めました。この春、社員に昇格したため、老後のための資産作りとしてつみたてNISAを始めたばかりです。年度途中から始めたので、限度額の月3.3万円に上乗せをし、年間40万円に到達するようにしています。また、これから確定拠出年金をマッチング拠出と合わせて月1.6万円積み立てる予定です。その他、ロボアドに15万円ほど塩漬けになっています。職場は、ほぼ昇級なし、ボーナスなし、退職金なし(各自確定拠出年金で運用)のため、65歳で最低3000万円用意するという目標を立てています。しかし、先日IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の方との個別面談で、2.75%の確定利回りの年金保険を勧められました(保険料は月3万円程度)。利回りが確定している商品は他にはない
パートの掛け持ちや資産運用など複数収入で「扶養内」の定義はどうなる?
国保と社保の違いにも注目
扶養内で働く主婦の間では、社会保険の扶養に入るためには年収130万円などの「収入限度額」があることは広く知られています。しかし、パートの掛け持ちやプチ起業、資産運用による収入など、複数の収入がある場合にはどうなるのかご存じでしょうか。社会保険の扶養から抜けると健康保険や年金の保険料の負担が増えることになります。"うっかり"で扶養から外れることがないように、複数の収入源がある場合の扶養の認定条件について確認しておきましょう。
またも米国株が急落、8月最終週の日本株市場はどう動く?
強まる「リスクオフ」の動き
世界の株式相場が不透明感に覆われています。8月23日の米国株式市場は大幅に下落。ニューヨークダウ平均は前日比623ドル安(▲2.37%)で取引を終えました。一方、米国の10年物国債が買い進まれて、利回りは一時1.5%割れを記録。ニューヨーク市場では金の先物価格が1トロイオンス=1,500ドル台を突破し、6年4ヵ月ぶりの高水準に達しています。いずれも先行き不安が高まった局面で買われる「安全資産」。投資家の間で、株式などのいわゆるリスク資産へ資金を振り向けることを回避する「リスクオフ」の動きが強まっているのを示唆しています。
プロの投資家が提言できる「日本企業がやるべきこと」
デフレ脱却への道筋は?
先日、国際コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(ICGN)という、企業ガバナンスを議論する国際会議が東京で行われ、パネル討論に参加しました。テーマは「グローバル化が進む日本:スチュワードシップ・エンゲージメントを効果的にする――グローバル、ローカル、文化間の観点から」。総じて日本のコーポレート・ガバナンスは改善している、というトーンを強く感じました。今回は、筆者が総会全体を通じて感じたことをお伝えしたいと思います。
スペイン人がイベリコ豚より「白豚」を多く食べる理由
日本への輸出が増えるスペイン産豚の正体は?
国内のスーパーマーケットなどで目にする機会が増えてきた「イベリコ豚」。イベリコ豚はスペイン産の豚肉なので、「スペインで現地の人が食べる豚はいつもイベリコ豚」と、漠然と考えている人も少なくないかもしれません。しかし実は、「スペイン産豚肉=イベリコ豚」は必ずしも言い切れない場合もあります。実際、現地では日本の人がイメージする「白豚」を食べる人も多いのです。スペイン在住の筆者がスペイン産豚肉とイベリコ豚の関係をお伝えします。
タモリも愛した高低差エリア、森ビル“新ヒルズ”予定地を歩く
見どころは「日本一高いビル」だけじゃない
不動産大手の森ビルが8月22日、東京都港区で約30年かけて進めてきた再開発計画「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の詳細を発表しました。メインのタワーの高さは約330メートルで、完成予定の2023年3月末時点で大阪市の「あべのハルカス」(300メートル)を抜いて日本一となります。開発計画区域は、虎ノ門5丁目、麻布台1丁目、六本木3丁目の約8万1,000平方メートル。すぐ東側には東京タワーがそびえ立ちます。再開発で姿を変えつつあるエリアの周辺を歩きました。
目標を達成できる人とできない人。一体何が違うのか
達成することが最終目的ではない
弁護士法人や税理士法人、コンサルティング会社の代表を務める弁護士の三谷淳さんは、多くの企業の事業発展や新規上場をサポートしてきました。そのなかで、「目標を達成できる人」と「できない人」との大きな違いを実感するようになったそうです。その違いと、達成している人の手法をまとめたのが『目標達成の全技術』です。ここでは同書の第5章「一生使える『目標達成脳』の作り方」を中心に、高い目標を達成できる人の考え方や行動習慣を見ていきましょう。
有望なのは「成長株」か「割安株」か、2つの株価指数で再点検
市場は今もグロース株指向?
8月の金融市場を突如襲った日米同時株安。円高進行や日米の長期金利低下もあり、いわゆる「リスクオフ」傾向がみられました。本稿執筆時点(8月21日)時点では下げ止まったようにも見えますが、まだ予断を許さない気がします。このように相場全体の方向感が読めない時、投資家は何を基準に投資する銘柄を判断すべきなのでしょうか。半年前にあたる2月22日の本連載では、TOPIXグロース指数と同バリュー指数を比較しました。今回は再びこの2つの指数を比較して、株価傾向に変化がないかを確認してみたいと思います。
今治タオルで炎上騒動、繊維産地を悩ます“おカネの問題”
産地ブランドの“優等生”に何が?
NHKのドキュメンタリー番組「ノーナレ」で6月、愛媛県今治地域の縫製工場で働くベトナム人技能実習生たちの過酷な労働実態が放送されました。「産地ブランドのトップランナー」と評価される今治タオルの生産地で起こった、悲惨な事態はSNSで炎上し、不買運動にまで発展しました。今、日本が誇る繊維産地に何が起きているのでしょうか。関係各所を取材すると、産地が抱える“おカネの問題”が浮かび上がってきました。