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ショック再び?「トルコリラ」はなぜ不安定なのか
FX投資家に人気の通貨だが…
米中貿易戦争に揺さぶられる世界の金融市場。日本の株式市場も荒れ模様で、日経平均株価は10連休明け後、5月10日まで4日間の続落です。その陰であまり目立たないかもしれませんが、外国為替市場で“ある通貨”が売り先行の展開となっています。日本の個人投資家の人気が高い「トルコリラ」です。
トヨタ株は買いか?“投資のプロ”が最新決算を分析してみた
日本企業で初の売上高30兆円を達成
トヨタ自動車が5月8日発表した2019年3月期決算は、同社の底力を感じさせる内容でした。売上高は日本の上場企業で初の30兆円超えを達成。純利益は減少しましたが、本業の儲けを示す営業利益は2兆4,675億円と、前期比2.8%の増益でした。続く2020年3月期についても、会社側は営業利益が2兆5,500億円と、同3.3%の増益を予想しています。欧米の大手自動車メーカーが軒並み大きな減益となる中、「さすがトヨタ」と評価する声が広がりました。ところが、決算会見の席で、豊田章男社長の表情に笑顔はありませんでした。やらなければならない構造改革が道半ばだから、と考えられます。決算会見で「トヨタにとって最も脅威となるものは何か」という質問が出ると、豊田社長は、「トヨタは大丈夫だ、と思うことが危険」と回答しました。
財務省OBのベンチャー社長が「こんまり」に心ときめく理由
お金や時間の片付けに応用するには?
2019年の年明け、ネットフリックスの番組「KONMARI ~人生がときめく片づけの魔法~(邦題)」がアメリカでヒットしました。アメリカ人の妻の勧めで番組を観た私は、片付けを超えて人生そのものが変わっていくストーリーに驚きました。なぜ片付けの番組が、これほど多くのアメリカ人の心を揺さぶるのでしょうか。
吉野家が1000円「ハイボール飲み放題」を始めた台所事情
「吉呑み」とどこが違う?
牛丼チェーンの吉野家が「飲み放題」サービスを東京都内の一部店舗で試験的に始めています。ハイボールの飲み放題に牛皿(並)が付いて、1,000円(税別、以下同)という内容です。「吉呑み」というネーミングで他の牛丼チェーンに先駆けて「ちょい飲み」を開始した吉野家。なぜ今、飲み放題サービスを試験導入したのでしょうか。実際に体験してその理由を探ってみます。
10連休後の株式市場で米中摩擦“以外に”警戒すべきは?
消費の反動減で明暗が分かれるリスク
長かった10連休明けの日経平均株価は、2日間(5月7日、8日)合計で650円を超す下落でスタートしました。最大の要因は、米国政府が中国製品に対する関税引き上げを表明したことで、米中通商協議の合意への期待が再び警戒感に変わり、米国株安と円高になったことでしょう。ほかにも、イラン問題やトルコ、北朝鮮など、各地の地政学リスクも再びくすぶり始めています。しかし、実はそれ以外にも気を付けておきたいことがあります。10連休後の消費反動減リスクです。
今年は株高の年?「クリーニング代と株価」の意外な相関関係
景気が良いと洗濯を外注する人は多いのか
5月6日の立夏を迎えると、暦の上ではもう夏。毎年立夏を過ぎると、陽射しも強くなって、初夏の匂いを感じます。6月になると梅雨入りで空が雲に覆われがちになってしまいますが、あと1ヵ月はカラッとしていて空気も澄んで清々しい季節です。肌寒い日が遠ざかると、衣替えの季節になります。この時期に冬物のコートなどをクリーニングに持っていく方も多いでしょう。総務省統計局の家計調査では、クリーニングなどの洗濯代について、1世帯当たりの月別支出金額が公表されています。5月を過去10年間で平均すると985円となりました。これは他の月に比べて最も多いです。次が4月の965円。ゴールデンウィークにかけて夏モノに衣替えする家庭も少なくないようです。そして、第3位が6月の745円です。一方、10月や11月は冬モノへの衣替えで、夏モノのクリーニングも少なくないようですが、やはり冬モノのほうがコートやアウターなどになるため、費用がかさむようです。そして、このクリーニングなどの洗濯代。皆さんの生活にも密着したものですから、やはり景気や株価と深いつながりがあるようです。
不動産市場の過熱感に負けない「ワンルーム投資」の始め方
卸業者の仕入れ力を生かす
これまでのシニア世代に比べて“老後”が一段と長くなりそうなのが、今の現役世代。しかし、年金の受給額や支給開始年齢は条件の改悪が進む一方。こうした情勢とマイナス金利の影響もあり、不動産投資に対する関心が高まっています。ただ、不動産投資市場への資金流入が進んで過熱感を指摘する声もあり、また不動産投資をめぐる不祥事が起こっているのも事実です。今のような環境で不動産投資を始めるのは正しい選択なのでしょうか。不動産業者向けの物件を仕入れする業務から出発し、今回、個人向け直販ビジネスへと進出したセルゲートジャパンの関野雄志代表に話をうかがいました。
決算発表がピーク、投資成果に結びつけるためのポイントは?
10連休は無事に通過…と思いきや
4月27日に始まった10連休もあっという間に過ぎ去りました。日本の連休中の米国株式市場は順調に上昇したことから、連休明けは日本株も上昇して始まりそうだなと思っていたら、事態は急転。ドナルド・トランプ大統領が突如「現在10%の中国からの輸入品の関税率を5月10日から25%に引き上げる」とツイートしました。これを受け、5月6日の中国市場で代表的な株価指数である上海総合指数は6%近い暴落となり、米国市場でダウ平均も一時500ドル安近くまで下落しました。米中交渉は順調に進んでいて妥結も間近とみられていましたから、急な事態の変化が驚きを持って迎えられました。米中の対立は根深く、まだまだ波乱含みの交渉が続きそうです。一方、10連休が明け、企業の決算発表がピークを迎えています。日本の上場企業の多くは3月末決算を採用しているため、4月末から5月中旬にかけて本決算の発表が行われます。今年は、上述した米中の貿易対立に伴い、中国の景気が鈍化した影響から、日本企業の業績が不安視されてきました。そのため、普段より一層決算発表への注目が高まっています。そこで、企業の決算発表を投資成果に結びつけるうえで大切なポイン
相場の動きに慌てるな、価値を見抜くために因数分解せよ
分析をする時に必須のスキル
投資信託の活用や株式投資で資産運用をするには、経済や企業の業績が分析できないといけないと思っている人が多いようです。これまでも連載「お金の育て方」で書いてきた通り、将来の事は誰にも分からないので、どれだけ分析しても株価の行方を正確に予測できるわけではありません。しかし、なにも根拠なく投資するよりは、しっかりと分析をして、自分なりにシナリオを立てながら投資をした方が、多少はリスクを低減できるかもしれません。分析というとすごく難しく感じるかもしれませんが、コツを掴めば精緻な分析もできるようになります。今回はそのコツを共有しましょう。キーワードは「因数分解」です。
「5G」関連投資が加速、要注目のハイテク銘柄は?
世界的に商用サービスが蠢動
2018年に国際標準団体が5G(第5世代移動通信システム)の基礎的な仕様を策定したことで、5G関連投資が動き出しています。5Gは現行の4G(LTE)よりも通信速度を高めた次世代の無線通信システムで、2020年頃より本格的な商用化が目指されています。そうした流れの中で、5G関連投資の恩恵を受ける日本のハイテク銘柄はどんな企業が考えられるのでしょうか。最新の開発動向を踏まえながら、検証してみたいと思います。
超高級クレカの“秘書サービス”、驚異のリピート率8割の秘密
年会費20万円の価値はどこにある?
年会費が数万円以上する、プラチナカード以上のハイクラスのクレジットカード。決して安くはない会費を払ってまで、こうしたカードを保有し続ける人がいるのは、彼らがそのカードに高額な年会費を支払うだけの“価値”があると考えているからにほかなりません。こうした“価値”の中でも、多くのハイクラスクレカの保有者が注目しているサービスといえば、さながら自分専属の秘書のように、予約困難なレストランの予約など、さまざまな無理難題に電話で対応してくれる「コンシェルジュサービス」ではないでしょうか。この“秘書サービス”でリピート率8割という驚異的な高さを誇っているのが、2016年に日本に上陸した「ラグジュアリーカード」です。最もランクの低いチタンカードでも年会費は5万円(税別、以下同)。最もランクの高いゴールドカードだと20万円に上ります。これだけ高額の年会費を支払ってでも、何度も利用してみたい秘書サービスには、どんな秘密があるのでしょうか。高い満足度の根源を深掘りしてみます。
会社の善し悪しを見分けるためには?"利益"について学んでみよう
株価と利益の関係とは
前回は株式の価値がどこから来るか、というお話しをしました。一つは会社の資産、もう一つは会社が生み出す利益でした。株式が表すのは、会社の財産から負債を差し引いた「純資産」の価値で、その価値についた値段が株価なのです、という話でした。この時、同じ価値の「純資産」を持つ会社でも、多くの「利益」を上げる会社の方が株価が高くなる、ということもお話ししました。今回はこの「利益」に焦点を当ててみましょう。
米中の「貿易摩擦」と日米の「通商交渉」が本質的に違うワケ
より深刻なのは日本か?中国か?
昨年、トランプ政権が対米貿易黒字を1,000億ドル減らすよう中国に求め、米中の貿易摩擦が激化してから、早1年が過ぎました。一方、日米間の通商交渉は今年4月から本格化し始めています。どちらも、世界経済に何らかの影響を及ぼしますが、その程度は異なりそうです。今回は、米中間と日米間の本質的な違いを探ってみます。
勉強は子どもだけのものじゃない、大人のための学び直し
新しい時代に向けて「学び」をスタートするヒント
平成が終わりを迎え、新しい令和の時代が始まります。元号の由来が万葉集と発表され、和歌や過去の元号について興味を持った方も多いでしょう。小さな話題から大きな話題まで、私達の耳に入ってくる情報には好奇心を刺激される情報が沢山詰まっています。日常的にあふれる学びの機会ですが、腰を据えて学ぼうとなると尻ごみしてしまったり、ついつい忙殺されてしまったりということも多いと思います。子どもの頃に大人から言われた「勉強できるのは今のうち。勉強だけしてればいいなんて幸せなことだよ」というセリフを自分が発する番と感じていませんか?でも、本当に勉強できるのは子どものうちだけでしょうか。
あなたが「戦後最長の景気回復」を実感できない根本原因
素人にもわかる景気のカラクリ
「戦後最長の景気回復」――。政府は1月29日、国内景気に関して華々しい報告と見解を示しました。景気回復の長さが6年2ヵ月まで持続。これまでの最長記録「いざなみ景気」を超えたとみられたからです。一方でここへ来て、景気動向指数や月例経済報告などの景況判断は下方修正が続いています。「戦後最長の好景気は幻だったのではないか」という指摘も出てきています。直近の世論調査(共同通信、3月10日発表)でも、8割が景気回復の「実感がない」と回答。経済政策の基準となる給与などの労働統計に不正が発覚したこともあり、景気に対する政府の見解に一般庶民のモヤモヤ感は増しています。そこで、『アベノミクスによろしく』などの著書がある明石順平弁護士に、現在の景気と経済状況に対する見解を聞きました。
「成功する」ではなく「成功し続ける」ためのコツ
第5章:人生の歩き方
あなたは「成功者」「お金持ち」と聞いて、どんな人を連想するでしょうか。「高収入の人」「名前が売れている有名人」「働かなくても生きていける立場の人」……。このようなイメージを持っていないでしょうか。しかし、それは正しい認識とはいえません。なぜなら、「今年1億円稼いだけど、翌年1円も稼げなかった」「一世を風靡したが、その後忘れられてしまった」といったように、成功やお金は絶えず変化する可能性があるからです。真の成功者、真のお金持ちとは「成功し続ける人」「お金を持ち続けられる人」のことなのです。成功し続ける、お金を持ち続けられる人は何が必要なのでしょうか。
お金持ちがお金持ちとばかり付き合う理由
第4章:人間関係の築き方
お金持ちは普段、どんな人とお付き合いをしているのでしょうか。この問いに対しては、もちろん絶対的な「解」を出すことはできません。人の価値観は十人十色、十把一絡げに言うことはできないのです。しかし、あえて「傾向」という条件付きで解答を示すならば、「お金持ちはお金持ちと付き合う」ということがいえます。今回はその事例や理由をご紹介したいと思います。
成功する人は「人工知能的な思考」の持ち主である
第3章:普段の暮らし方
「人工知能が世の中から仕事を奪う」という話題がたびたび取り沙汰されるようになりました。多くの人は、「人工知能は脅威の対象で、諸手を挙げて喜ぶべきものではない」という畏怖の念を抱いているように思います。実のところ、人工知能に関して、正しい理解をしている人は多くありません。そこで、いち早く人工知能の特性を理解し、自分のビジネスに取り入れることのできた人が成功している、という話をしたいと思います。