ワークスタイルの見つけ方
主婦たちのホンネが浮かび上がらせる、あなたらしい働き方・生き方のヒント。
「会話する夫婦」「会話しない夫婦」で夫婦関係の落差はなんと9倍
夫婦の“会話時間”は足りていますか?
あなたのご家庭では、夫婦の会話は活発ですか?新婚当初はよく話していたのに、徐々に会話が減っていったご夫婦もいらっしゃるかもしれません。しゅふJOB総研がNHK番組「クローズアップ現代+」と合同で行った調査では、結婚10年以上20年未満の夫婦は、他の年数(10年未満・20年以上)の夫婦と比べて会話時間が少なく、夫婦関係の満足度も低いことがわかりました。また、夫婦が良く話す内容と話したい内容との間にギャップがあることもわかりました。たとえば、「食べ物のこと」はさして話したい訳ではないのに良く話し、「将来のこと」は話したいのにあまり話せていない、という具合です。これらの調査結果は番組でも紹介されましたが、番組ではクローズアップ“されなかった”ものの、他にも興味深い調査結果がありましたのでご紹介したいと思います。
仕事には役立った?92.2%の主婦が「もう一度学び直ししたい」
理由は「新たな仕事に就くため」が最多
学校を卒業し、働くようになってから、もっと学校で勉強しておけばよかったな、と後悔したことはありませんか?もう一度勉強をやり直そう!と思っても、簡単に会社を辞める訳にもいかず、そう簡単に踏ん切りがつけられるものではありません。文部科学省の資料によると、2015年に高等教育機関(4年制大学)に入学した25歳以上の人の比率は2.5%。OECD加盟国の平均値16.6%と比べると、極端に低い数値になっています。もう一度学び直したいと思った時、その学び先が必ずしも4年制大学とは限りませんが、相対的に見て、日本は他国より学び直しがしづらい環境にあるようです。しゅふJOB総研で、仕事と家庭の両立を希望する"働く主婦層"を対象に学び直しについて調査したところ、みなさん学び直しに対して高い意欲を持っていることがわかりました。
働く主婦の理想、「引退は"70歳以上"が約半数」に映る未来
働く意味は収入だけなのか?
安倍首相が議長を務める「未来投資会議」で、働く意欲のある高齢者が70歳まで働き続けることができるよう、企業に求めていくという方針が示されました。来年にも、法律の改正を国会で審議する予定と報じられていますが、もしそうなった時、あなたはどうしますか?70歳まで働く気なんてさらさらない!と考える人もいれば、できる限り長く働きたい!と考える人もいるかもしれません。人生100年――。すっかりお馴染みになった言葉ですが、100年生きることをリアルに想像してみると、"70歳"という年齢の見方が変わってくるかもしれません。
なぜ、働く主婦たちはGW10連休が嬉しくないのか?
“ゆっくり休めそう”はたったの8.1%
5月1日に新天皇が即位され、元号は平成から令和へと変わります。ご即位を祝って5月1日は国民の祝日となり、祝日に挟まれたその前後も休日となることから、平成から令和をまたぐゴールデンウイーク(GW)は10連休になります。しかし巷の声に耳を傾けてみると、日本中がお祝いムードに湧く一方で、GWが10連休となることについては必ずしも歓迎の声ばかりではないようです。その背景を探るべく、しゅふJOB総研では仕事と主婦業を両立させたいと考える"働く主婦"層にアンケート調査を行いました。果たして、調査結果から見えてきたこととは?
仕事選びと「災害」対策、あなたはどうしていますか?
就活で災害考慮する56.7%
東日本大震災から8年、阪神淡路大震災から24年の歳月が経ちました。近年においても、熊本の地震や広島の豪雨など、大きな災害が日本各地で発生しています。災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げます。災害は人の命を奪うこともありますし、生活そのものに大きな打撃を与えます。また、台風のように事前にある程度察知できるものばかりではありません。地震のように、突然、日本全国どこにいても発生しかねないものもあります。私たちは、仕事をしている時間であっても、常に災害が発生する危険と隣り合わせの状態にあります。
今どきの保活が深刻な問題である3つの理由
希望の施設に預けることができた"53.5%"
第二次安倍政権が発足した当初、「2017年度末までに待機児童をゼロにする」との方針を打ち出していました。しかし、一向にゼロになる気配はありません。その間、政府は努力を重ねてきたと思います。それでも追い付かないほどに、保育施設へのニーズが高まっています。子どもを保育施設に入れるための活動は、保活と呼ばれます。その保活の大変さは、実際に経験した人にしかわからない面があります。巷では、「#保育園に入りたい」「#保育園落ちた」などハッシュタグがついたコメントがSNS等で共有されています。保活そのものは以前から行われていたはずですが、今これらの活動が活発に行われているのは何故なのでしょうか。しゅふJOB総研のアンケートからは、決して大袈裟な訳ではない、今どきの保活の厳しさが見えてきました。
保育所だけじゃ解決しない、仕事と家庭の両立に一番必要なこと
ずっと届いていなかった5つの"声"
日本テレビの情報番組『スッキリ』で"専業主婦の罪悪感"というテーマが特集されました。そこで、しゅふJOB総研のアンケート結果を取り上げていただきました。アンケートで行った質問は、「専業主婦・主夫であることに、後ろめたさや罪悪感のようなものを覚えたことはありますか?」というものです。このアンケートについては、『専業主婦の価値は2億円以上!? それでも「罪悪感」を感じる理由』にて詳しく紹介しています。本来、専業主婦であることに罪悪感を覚える必要などないはずです。しかしアンケートを通して尋ねてみることで、人知れず専業主婦であることに罪悪感を抱いてしまっている人が一定数存在していることがわかりました。そんな"声なき声"は、こちらから耳を傾けなければ決して聞くことはできません。しかし、一度その声を聞くことができれば、社会全体で問題意識を共有することができ、その人たちの心に寄り添ったり、配慮したり、対処法を検討したりすることができます。大切なのは"声なき声"の存在に気づき、耳を傾けることです。
共働きの妻が支持する"理想の夫"とはどんな人?
圧倒的な投票数で1位はあの人!
イクメンという言葉は、かなり世の中に定着した感があります。では、イクメンと聞いてあなたは誰を思い浮かべますか?代表格の一人と言えるのが、タレントのつるの剛士さん。当のつるのさんご自身は、イクメンと言われることを決して良くは思っていないと聞きます。その理由として、イクメンは特別なことではなく当たり前のことだから、と。しゅふJOB総研では、いまや共働き世帯の数が専業主婦世帯の2倍近くになったことを踏まえ、働く主婦層に「共働き妻の理想の夫2018」というアンケート調査を行いました。圧倒的投票数で総合1位に選ばれたのは、やはりつるの剛士さん。つるのさんは、なぜ世の妻たちの支持を集めるのでしょうか。働き方改革で労働時間短縮が進むと、自ずと家庭で過ごす時間も長くなるはず。円満な家庭生活のために、世の夫たちがつるのさんから学ぶべきポイントについて考察してみます。
働く主婦に聞いた「職場でのハラスメント経験7割」の現実
"ハラスメント"を減らしたい、あなたに今できること
知的障害のある人が、職場で"幼稚園児以下"などと暴言を吐かれてパワーハラスメントを受けた問題は、損害賠償を求める訴訟にまで発展しました。私立大学のアメリカンフットボール部などスポーツ界でのパワハラ問題、米国女優などが声を上げて世界中に広がった#MeTooなどのセクハラ問題。様々なハラスメント行為は、最近になって頻繁に起きるようになった訳ではありません。これまでもあったのに、オープンになっていなかったために社会の目が向けられることがなかっただけです。しゅふJOB総研は、豊富な社会人経験を持つ働く主婦層に「これまでの職場でセクハラやパワハラなどのハラスメント(嫌がらせ)を受けた経験はありますか」と尋ねたことがあります。
AIが働く主婦たちの仕事を奪う日は来る?
あなたは楽観派、それとも悲観派?
2017年5月、将棋ソフトのPonanza(ポナンザ)が佐藤天彦名人に勝利したニュースは、人間がAI(人工知能)に勝てなくなる時代の幕開けを伝える象徴的な「事件」でした。その「事件」よりも前、既に野村総合研究所は、英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授らとの共同研究で、日本の労働人口の約49%が就いている職業がAIやロボット等で代替可能と推計する結果を発表していました。もはやSFの世界ではなくなったAIと人間との共存社会。仕事と家庭の両面において、深く現実社会と関わる“働く主婦層”の目には、AIの発達はどのように映っているのでしょうか。
専業主婦の価値は2億円以上!? それでも「罪悪感」を感じる理由
主婦業で磨かれる「家オペ力」
女性の雇用者数は増え続けています。総務省が発表している労働力調査によると、平成20年から29年までの10年で、およそ250万人も増加しています。女性活躍推進の名の下に女性はどんどん社会で活躍し、能力を発揮し、輝きを増している印象です。一方で、そんな時代の流れに取り残されてしまったかのように、専業主婦の存在感は薄れ、中には肩身の狭い思いをしている人もいると聞きます。
なぜ6割の妻たちは夫の早い帰宅を歓迎しないのか?
妻が突きつける、夫への宿題とは
過労死という日本語は、今やkaroshiと書けばそのまま英語として通用するほど世界で認知されているそうです。過労だけでなくパワハラまで加わり、自ら命を絶たなければならないほどに追い込まれてしまうという痛ましいニュースも報じられました。働き過ぎは、悪い意味で日本人の働き方の特徴となってしまっています。そんな背景もあって、労働時間の削減は政府が進める働き方改革の中でも一番の目玉です。だから、労働時間の削減はすべての日本人に歓迎されている…はずです。
働く主婦が増えても手放しでは喜べない理由とは?
妻たちの不満は貯まる一方なワケ
働くお母さんが増えているようです。厚生労働省が発表した平成29年の国民生活基礎調査によると、児童の母親で仕事をしている人の割合が70.8%になりました。割合は年々増加傾向で、10年前から11.4ポイントも上がりました。今、働き手が不足して困っているという声をよく聞きます。だから、働くお母さんが増えるのは良いこと!だとは思うのですが、手放しに喜んでしまって良いものなのでしょうか?それとも…。
時間を100%仕事に使えたら?主婦が本当に望む働き方
データから読み解く主婦のホンネ
働き方改革で、主婦は働きやすくなるのでしょうか?6月29日の国会で、働き方改革に関する法律が可決成立しました。でも、法律が成立したことで何が変わるの?と疑問に思う人もいるかもしれません。結論から言うと、今回成立した法律自体が直接主婦層に与える影響は少ないようです。この後、順を追って説明したいと思います。