円高はどこまで……とか考えても無駄
ザ・フライ井村のLet'sカブトク!
円高はどこまで進むんでしょうか。4月末に111円台だったドル円は、わずか数日で105円台まで急落しました。1月には121円を付けていたのに、この円高っぷりは、スーパーで売っている牛乳が158円から198円になっていたのと同じくらいショッキングな出来事です。別に円高だからじゃなく例えて言ってるだけです(笑)。日銀が追加緩和を見送ったからだとか、ゴールデンウィークの休みをついてヘッジファンドが円高を仕掛けただとかいろいろ言われていますが、足元では、麻生大臣の口先介入で円高は一服しています。さらなる円高というのはなさそうですが、勝手に僕の予想を言わせていただくと、短期ではまだ円高傾向を抜けたとは言い切れないですが、日米の金融政策を考えると長期ではやはり円安傾向なのかな、なんて思っています。でも、この予想、どうせ当たりません。それでは……ザ・フライ井村のLet'sカブトク!
結局、誰が大統領でもTPPには逆風
伸びる業界・廃れる業界
トランプ候補、ヒラリー候補ともにほぼ候補の座を手中にアメリカの大統領選挙の候補者を決める予備選挙がいよいよ山場を迎えた。先に候補の座をほぼ手中に収めたのが共和党のトランプ候補。反対勢力が多いトランプ氏の場合、党大会までに過半数の予備選挙での票を獲得しなければ、決選投票で敗れるのではと言われてきたが、どうやらそのハードルを越えそうだ。一方で、サンダース氏との接戦を繰り広げてきた民主党のヒラリー・クリントン候補もニューヨーク州の大勝利でその差を広げ、このままいけば5月中旬には民主党の大統領候補として当確になりそうだ。11月にヒラリー・クリントン候補とトランプ候補が激突する大統領選挙の本戦も混戦必至だが、どちらが大統領になっても変わらないことがひとつある。それはアメリカがTPPを見直すだろうということだ。