中国版ナスダック「科創板」が盛り上がりをみせるワケ
中国当局肝いりの新市場
「科創板(technology innovation board:科学イノベーションボード)」をご存知でしょうか。「科創板」とは、上海証券取引所に設立予定のハイテク新興企業に特化した新市場です。2018年11月に中国の習近平・国家主席が上海で開催された「第1回中国国際輸入博覧会」で行った基調講演の中で初めて「科創板」の創設構想について言及し、以降、中国国内で注目度が高まっています。
「住みたい街」最新版で見つけた関西地盤のお宝5銘柄
勢いづくのは不動産会社だけじゃない
3月19日に公表された2019年の公示地価では、全国の商業地の上昇率トップ10地点のうち、関西は大阪市と京都市の計7地点がランクインしました。増加が続く訪日外国人による経済の活性化や2025年の万博開催が決定したことが、関西圏の商業地の需要を高めているようです。一方、住宅地も大阪府や京都府では上昇が続き、上昇率は前年を上回っています。首都圏に勝るとも、決して劣ることのない不動産市況の回復が、関西圏でも続いているようです。今月13日には毎年恒例となっている、リクルート住まいカンパニーがまとめた「SUUMO住みたい街ランキング」関西地区の最新版が公表されました。今回はこのランキングから、関西地盤の有望銘柄を発掘したいと思います。
少額から購入できる!4月のグルメ系株主優待5選
実は優待制度があるお店かも?
4月は優待銘柄数が少ない月ですが、そんな時でも気に入る銘柄があるかもしれませんのでぜひチェックしてみましょう!今回は、手の届きやすい「30万円以下」で「食料品系」の優待を5つピックアップしてみました。普段利用しているお店に、実は優待制度が存在することもあるので、まずは知ることから始めましょう。※写真はアイ・ケイ・ケイの株主優待でもらえる食事券が使えるレストラン
日本株を物色するなら今!底打ちが迫るとみる理由
新年度相場に期待
日経平均株価は先月同様、3月SQ(株価指数先物取引等の特別清算指数)算出に前後して一時急落を強いられたものの、今回も早期の切り返しで日本株の底堅さを確認する格好となりました。世界に目を転じると米NASDAQ総合指数やドイツDAX指数などは昨年10月以来の水準を回復するなど、いち早く、またより明確な上値追いの気運を示しはじめています。大手メディアが殊更に景気不安を煽るなか、「世界の景気敏感株」とされる日本株はより厳しいプレッシャーに晒されましたが、過剰な警戒の修正タイミングは着実に接近しているのではないでしょうか?
あなたの株取引も「ダークプール」を流れているかもしれない
市場での存在感は高まっている
2月19日、金融庁が主催する「市場ワーキング・グループ」の第19回議事をうけて、「ダークプールの規制を検討する」という内容の報道がなされました。その名前のイメージから株式市場の「ヤミ市」と捉えられても不思議ではない「ダークプール」、その実態はどのようなものなのでしょうか。実は2019年の時点で、既に数社の証券会社が個人投資家の注文をダークプールに取次ぐサービスを行っています。東京証券取引所の「ダーク・プールへの対応について」のデータによれば、ダークプール経由の取引はここ1年で全取引の4~5%程度を占めるようになりました。ダークプールの市場シェアは右肩上がりを続けており、今後も増加していくとみられます。場合によっては、あなたの株取引は今後ダークプールを経由するかもしれません。もしくは、すでにダークプールを通っている可能性すらあります。あなたの株取引がダークプール経由で行われた場合に何が起こるのか、その仕組みを今のうちから正しく理解しておきましょう。
中国株は反発したのに「中国関連銘柄」が値下がりする理由
東レ、コマツは株価ジリ安
世界中の金融市場関係者が中国経済の先行きに神経を尖らせています。日本の国会に相当する中国の全国人民代表大会(全人代)が3月5日から11日間の日程で開幕しました。李克強(リー・クォーチャン)首相は同日、政府活動報告を行い、2019年の経済成長率目標を「6~6.5%」と2年ぶりに下げました。2018年の目標は「6.5%前後」だったのに対し、実質成長率は6.6%。前年実績(6.8%)を下回って着地しました。中でも同年10~12月期は6.4%にとどまり、同7~9月期の6.5%から伸び率が縮小していました。2019年目標の引き下げは、こうした減速傾向を反映したものです。
今、個人投資家は強気?弱気?
株価の戻りが続く中、残高が増えるETFとは
株式市場は2019年に入り戻り基調が続いています。日経平均株価でみると、1月4日に1万9,655円で取引を開始したあと、2月上旬に一時的な調整局面はあったものの、ほぼ一本調子の戻りが続き、3月4日には一時2万1,860円まで上昇しました。この間に、個人投資家の口座状況も改善してきています。信用取引を行っている投資家がどれくらい含み損益を抱えているかをパーセンテージで表した指標である、松井証券店内の「信用評価損益率」でみると、1月4日には-21.5%と極めて厳しい状況であったものが、3月4日時点では-9.4%まで改善しています。では、個人投資家は強気に転じてきたのでしょうか?
「健康経営銘柄」は株価も“健康的”に上がるのか
流行のキーワードを投資に生かす
経済産業省と東京証券取引所が2月21日に公表した「健康経営銘柄2019」。これで5回目となる今回は、28業種から37社が選ばれました。この「健康経営」という言葉、最近では会社の経営や企業の評価をする時に注目されるようになってきたのですが、実は株式投資とも深い関係があるのです。今回は、健康経営と株価の関係について考えてみたいと思います。
価値があるから買う意味がある、株式の価値はどこから来る?
しっかり理解したいROEとPBR
前回、「事業が上手く行って会社の資産が増えると、株式の価値が上がる。これを反映して株価が上がる」と書きました。株価を読もうと思えば、まず株式の価値を知ることが大切なのです。今回はこの「株式の価値」について、もう少し詳しくお話ししましょう。
米中協議決着前夜、グローバル株式市場で出遅れているのはどこ?
各国市場を徹底分析
グローバルの株式市場では、悲観からの揺り戻しが続き、足元にかけて堅調な展開を見せています。1月の連邦公開市場委員会(FOMC)における当面の利上げ見送り決定や、米中貿易交渉の進展期待、さらには、決算発表の無難な通過などが相場回復を後押ししたと考えられます。日本の年度末が控える3月に入り、世界の株式市場はこのまま好調を維持するのでしょうか。米国、欧州、中国、そして日本と、順を追って状況を確認してみましょう。
桐谷さん「四季報を読める人が“株の買い時”を逃すワケ」
株主優待投資の勘どころとは?
2月27日から3月5日までの日程で、渋谷ロフトで開催されている「優待の桐谷さん」展。株主優待だけで生活している桐谷広人さんの“優待生活の極意”を詰め込んだ企画展です。残念ながら桐谷さん本人が登場するトークショーは3月1日が最終日でしたが、「MONEY PLUS」では桐谷さんの単独インタビューに成功。株式投資や優待株に興味はあるけれど、あと一歩が踏み出せない人に向けたアドバイスを聞きました。
ゴタゴタ続きも株価は復調、「日産自動車」は今が買い時?
予想配当利回りは5.9%
カルロス・ゴーン元会長の逮捕が伝わった昨年11月20日以降、日産自動車株は大きく下がりました。しかし、今年に入ってから、株価は反発。配当利回りに魅力を感じた個人投資家の買いが増えました。2月末の株価は962.4円で、予想配当利回りは5.9%となりました。東証1部の平均配当利回りが2月末時点で2.2%ですから、5.9%でもとても高い利回りです。日産株は今が買い時なのでしょうか。
桐谷さん、初の単独企画展に詰め込んだ「株主優待の極意」
“優待生活の伝道師”が渋谷に登場
株主優待だけで生活をしていることが話題となり、テレビや雑誌に頻繁に登場するようになった元プロ棋士の桐谷広人さん。そんな桐谷さんの魅力が詰まった企画展が、2月27日から渋谷ロフトで開催されています。今や講演活動で引っ張りだこの彼ですが、ご本人によると、自身をテーマにした企画展を開催するのは今回が2度目。1回目は東京証券取引所が開いた「IRフェスタ」で自宅の部屋を再現展示したものだったので、単独の企画展は今回が初めてになるようです。会場では、桐谷さんのどんな魅力に接することができるのでしょうか。そして、桐谷さんが企画展に詰め込んだ「優待生活の極意」とは? ご本人に話を聞きました。
手数料ゼロで500円から株購入、日興“破格サービス”の衝撃
記事からシームレスに株式投資
人生100年時代。これまでよりも“老後”が長くなる一方で、年金支給に対する不安は年々高まっています。こうした中、資産運用による“自分年金”づくりの重要性が増しています。しかし、国を挙げて進めている「貯蓄から資産形成へ」の歩みは遅々たるもの。「どうやって始めればいいのか、わからない」「投資の勉強の仕方がわからない」などの理由から、投資を始めるきっかけをつかめない人も多いのが現状です。こうした状況を変えようと、対面証券大手のSMBC日興証券が2月15日、日本初の新たなサービスをローンチしました。日興の小さな一歩は、証券業界を変える大きな一歩となるでしょうか。
「織り込み済み」が狙い時?投資タイミングの見極め方
市場予想に注目
昨年10月から12月にかけて、グローバル株式市場は大きく調整しましたが、年明け以降、落ち着きを取り戻しています。背景として、米中通商交渉の進展期待が高まってきたこと、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策に対して柔軟な姿勢を見せたことで市場に安心感が広がったこと、が挙げられます。しかし、投資家が気にしていた企業業績の先行き懸念が解消されたわけではありません。にもかかわらず、株価が堅調な動きを示したのは、業績の厳しさは「織り込み済み」だったからといわれます。今回は、この「織り込み済み」とは何なのか、そしてそれを投資に活かすにはどうしたらよいのかをご紹介します。
「なんとなく貯金」から抜け出すための資産運用“6大鉄則”
イベントレポート
2018年11月18日(日)、品川・グランドプリンスホテル新高輪内の国際館パミールで開催されたイベント「お金のEXPO 2018」。本イベントでは、お金のプロが「お金が貯まる」「お金を増やせる」賢い方法や、お金に困らないための家計改善の方法、知っていると得をするお金の知識をお伝えしました。当日開催されたセミナーの中から、本記事ではマネックス証券株式会社チーフ・アナリスト兼マネックスユニバーシティ長 大槻奈那氏によるセミナー「「なんとなく貯金」から抜け出そう!超・初心者のための投資のキホン」についてご紹介します。
花粉の量が多いと株価にはプラス?マイナス?
正反対の通説をデータで検証
まだまだ寒い日がありますが、この時期は“三寒四温”ともいわれ、暖かい日も増えてきます。春への移ろいが感じられると、気持ちも朗らかになる方も少なくないでしょう。その一方で、暖かくなると花粉が飛び始め、花粉症が心配な方も少なくない時期です。実は、この花粉の飛散量は、この時期の株価にも影響を与えるという見方があります。しかも、その見方はポジティブだというもの、ネガティブだというもの、正反対に分かれています。いったい、どちらが正解なのでしょうか。データを基に、検証してみたいと思います。
市場はグロース株復活を待っている
グロース/バリュー指数の再比較
前回記事(「相場のことは相場に聞け、マーケット指標を見比べてみよう」)では、TOPIXグロース指数、同バリュー指数、東証配当フォーカス100指数を比較して、2018年は株価が下落したものの、下落局面によく見られるディフェンシブ指向が見られないと紹介しました。それから約1ヶ月経ちましたが、トレンドに変化は見られるのでしょうか。前回と同じ指数の年明けからの推移を比べ、さらに今回は過去10年間と比較してみたいと思います。