新着記事
「一風堂」「山岡家」「町田商店」ラーメン御三家、2025年の騰落率トップは?
今こそ“視聴率の低い”ラーメン銘柄に注目すべき
暦の上でも、肌感でも、紛れもない冬がやってきました。毎年のことですが、この季節になるとやっぱり“ラーメン”が食べたくなります。そして、やっぱり投資家としては「ラーメン御三家」の現在地を確認したくなります。残念なことに、2025年はラーメン御三家の名前を市場のニュースで耳にすることはほとんどありませんでした。投資家の興味は、ラーメンから生成AIにすっかり移ってしまったようです。では、人々がラーメンを食べなくなったか?といえば、そんなことはありません。相変わらずラーメン屋さんには行列ができていますし、海外でもラーメン屋さんをたくさん見かけました。株式市場には「人の行く裏に道あり花の山」という有名な格言があります。これは、投資で大きな利益を得るためには、群集心理に流されず、他人とは逆の行動をとることが重要であるという教えです。さらに「幽霊と相場は寂しいほうに出る」という類似の格言もあります。お察しのとおり、人気のない銘柄や市場にこそ好機があるという意味です。これらの格言に従うならば、今こそ“視聴率の低い”ラーメン銘柄に注目すべきかもしれません。
iDeCoは利益がゼロでも税金はかかる? 注意したい受取時の課税の仕組み
拠出時の税制優遇と出口での課税
税制優遇制度として認知度が高まるiDeCoですが、やはり受取時の課税の仕組みについては相当の注意喚起が必要であると感じています。今回は、確定拠出年金を中心に四半世紀活動しているファイナンシャルプランナーとして改めて注意点をまとめます。
楽天証券iDeCoが9本のファンドを除外、拒否の意思表示期限は年内まで
除外・入替の問題点とは?
楽天証券が運営管理機関となっている、楽天証券iDeCoの運用商品入替の時期が迫っています。今回、除外対象となっているファンドの本数は9本。除外対象ファンドを保有もしくは掛金拠出をしている加入者には、10月下旬から順次、除外に関する通知がメール等で届いているはずです。除外に同意できない場合は、「運用商品除外に関する回答書」で、その意思表示をする必要があります。
旅行でスーツケースが壊れたら保険で直せる? 知っておきたい航空会社の補償とクレジットカード付帯保険の注意点
実際に破損したときはどうすればいい?
空港のターンテーブルを流れてきたスーツケース。「あれ? キャスターが取れてる…」。そんな「まさか」のトラブル、実は保険でカバーできる可能性があります。年末年始の旅行・帰省シーズンに向けて、旅行保険やクレジットカード付帯保険を上手に活用すれば、旅の安心度は上がります。“泣き寝入りしないための備え方”を解説します。
「iFreeNEXT FANG+インデックス」が1兆円ファンドの仲間入り! 組み入れ銘柄で好調だった5社は?
1兆円ファンドは13本に
純資産総額1兆円超の投資信託(投信)が新たに登場しました。大和アセットマネジメントは12月3日、同社が運用する「iFreeNEXT FANG+インデックス」の純資産総額が1兆円を突破したと発表しました。これにより、2025年10月時点で過去最多の12本となっていた1兆円ファンドは、12月3日現在で13本へと記録を更新しました。
「オルカン」一本で大丈夫? オルカン投資家が考えるべき次の投資戦略
実は偏っている「オルカン」
新NISAの開始以降、SNSでは「オルカン(全世界株式インデックスファンド)一本でOK!」という投稿を頻繁に見かけます。実際、つみたて投資家の多くが最初に選ぶ商品がオルカンです。世界中の株式に分散でき、少額から始められるうえ、信託報酬も低コスト、まさに“投資初心者の味方”といえる存在だからでしょう。「全世界に投資しているから安心」「これ一本で分散できている」と感じる人も多いかと思いますが、数年続けていると誰もが一度はこう考えます。「オルカン一本で本当に十分なのだろうか?」「もし世界経済が停滞したら、どうなるのだろう?」結論からいえば、オルカンは優秀な“土台に据え置くべき投資商品”ですが、万能ではありません。たとえば、地域の偏り、為替の影響、株式100%ゆえの値動きの大きさなど、「一本化ならでの弱点」も存在します。この記事では、オルカンしか持っていない人が次に考えるべき“第2の柱”を、FPの視点から解説します。
確定拠出年金3.6万人調査:運用満足度を高める要因とは?「長期継続」と「企業規模」から見る好調の背景
DC運用実感と属性の差
制度導入25年目となる本年に実施した「確定拠出年金3万6,000人調査」について、今回からテーマを分けて紹介していきます。最初のテーマは「確定拠出年金(DC)の運用はうまくいっているか?」です。前回記事:「確定拠出年金」を老後資金と見なしていない人は多い?― 3万6,000人調査でわかったDCの現在地
心配しすぎ?老後は想像より幸せだった!
老後の不安は「取り越し苦労」なのか
生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、自分の老後生活に不安を感じている人は82.2%にのぼります。また、メットライフ生命の「全国47都道府県大調査2024」でも、「将来の不安は何か」という質問に対し、「老後の生活」と答えた人が67.0%でトップでした。つまり、多くの人が老後に大きな不安を抱えていることがわかります。では、実際の老後は、本当に不安ばかりの毎日なのでしょうか?実は、現在の高齢者の中には、思いのほか明るく楽しい生活を送っている人が多くいます。この調査結果と現実のギャップは、どこから生まれてくるのでしょうか?
12月相場を読み解く4つの判断軸──アノマリー・税金・損出し・NISAや優待をどう使うか
投資家年末の行動ひとつで、“手取り”も“来年の設計”も変わる!
12月は相場の季節性、税金、損出し、NISAなど、投資判断に関わる要素が重なる特別な月です。本稿では、アノマリーの背景、税制の基本、損益通算や繰越控除の考え方、NISAと優待の位置づけまで、投資家が年末に整理したい4つの判断軸をまとめました。「この一年をどう締めくくるか」を主体的に考える一助になれば幸いです。
2026年、日経平均株価が6万円の大台に迫るか【日本株相場展望】
上昇すると考えられる二つの国内要因
2026年の日本株相場は、日経平均株価が6万円の大台に迫ると予想されます。2025年末の日経平均が5万円程度の水準で着地すると仮定すると、20%の上昇が見込まれる計算です。この強い上昇見通しは、主に「企業業績の継続的な改善」と「日本株のバリュエーション(PER)の見直し」という二つの国内要因が、米国株の良好な外部環境と相まって推進されるためです。
焼鳥チェーン「鳥貴族」の業績がV字回復! 上場来高値の更新はそう遠くない?
“焼鳥の会社”からの脱却
ここ最近、地方都市へ出かける機会が何度かありました。そのたびに、駅近くで見かけたのが「鳥貴族」です。2014年に上場したときは大きな話題となりましたが、私自身は今まで一度も株式を保有したことがありません。全品280円(税抜)という“均一・低価格”を武器に成長してきた当社は、2017年10月、価格を298円(税抜)均一に改定。これは約28年ぶりの値上げでした。しかし、このわずか18円の値上げが、「安さ」「お得感」を重視していた客層には想像以上に響きました。
投資の割合が増加し、旅行は減少…2025年「冬のボーナスの使い道」は2024年と比べてどう変わった?
節約疲れをした方向けの「自分へのご褒美」のすすめ
そろそろ冬のボーナスシーズンですね。ボーナスを受け取る予定のみなさんは、使い道をもう決めていますか?今回は、この冬みんながどのようにボーナスを活用する予定なのかを、最新のアンケートデータからチェック。2024年のデータと見比べてみると、今年は変化しているポイントが4つありました。最後に注意点もお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
年末のNISA運用は「焦り」に注意! 非課税メリットを最大化するためのポイント
焦らず整えて、来年の運用につなげよう
年末が近づくと、「今年のNISA枠が余っている」と焦りを感じる方も多いのではないでしょうか。ですが、ちょっと待ってください。非課税枠を埋めることだけを目的に、慌てて追加投資してしまうと、NISA本来のメリットを十分に活かせない可能性があります。今回は、年末に見落としがちな注意点を整理し、来年以降の運用をより効果的に進めるための方法をお伝えします。
SNS動画で投資を学ぶ時代、注意すべき「フィンフルエンサー」のリスク
信用できるフィンフルエンサーの見分け方
「フィンフルエンサー」と呼ばれている人たちがいるそうです。SNS上で投資や金融に関する情報を発信している人たちのことです。大和総研のレポート、「フィンフルエンサーの規制と取締りに関する海外動向」というレポートで知ったのですが、このレポート名にもあるように、フィンフルエンサーは海外にも結構、大勢いるようです。はたして、その人たちが流しているコンテンツの信ぴょう性はどうなのでしょうか。
“投資の神様”が狙う「次の日本株」はなに? 過去の傾向と現状から徹底考察
バフェットが買う条件とは?
「投資の神様」、「オマハの賢人」、「史上最強の投資家」など、数々の異名を持つウォーレン・バフェット。第一線を退くことを発表した今でも、世界中の投資家がバフェットの言動に注目しています。バフェットが日本の5大商社に投資していることは広く知られており、購入時から5大商社の株価が大きく上昇したことも、多くの投資家が知る事実です。今回は、バフェットが「次に狙う日本株は何か」について、過去の傾向と現状を踏まえて考察していきます。
IPOラッシュを迎える12月、2025年最大級の注目銘柄「SBI新生銀行」
日銀利上げ観測で脚光を浴びる再上場
例年12月はIPOがラッシュを迎える時期のため関心が高まります。2025年12月も、12月3日時点で15社と、3月(12社)を上回り最多となっています。一方で、2025年のIPOの社数は全体として大幅に減少しました。要因として、東京証券取引所が7月に開催した「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」で、グロース市場・スタンダード市場における今後の対応と方向性について議論されたことや、主幹事証券会社側の受託ハードルが上がったことなどが挙げられます。
ローン残高は3,300万円 貯めたお金で繰上げ返済か運用か、45歳既婚女性の悩み
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、45歳の既婚女性です。現在、3,300万円残っているローンを繰上げ返済するべきか、せずに運用に回すべきか、老後を見据えたうえで、どちらがよいのか悩んでいらっしゃいます。FPの飯田道子氏と検討してみましょう。
【NISAで一生モノ】株主優待と配当金も! ひと粒で2度おいしい2025年12月の欲張り銘柄3選
配当と株主優待のバランス銘柄
師走を迎え、一年の締めくくりと新たな年への期待が交錯する12月は、投資家にとって"総決算の月"です。今年最後の権利確定月として、優待・配当狙いの買いが集中しやすく、個人投資家の関心が最も高まる時期でもあります。年間の投資成績を振り返りながら、来年に向けた布石を打つには絶好のタイミング。一方、12月は株主優待実施企業が多く、選択肢が豊富なのも魅力です。今回ご紹介するのは、優待と配当の両輪で株主還元を実現する『手放したくない』銘柄です。特に、新NISAの成長投資枠を最大限活用しながら、年末年始を安心して過ごせるポートフォリオを構築するには理想的な3選。2026年に向けた相場展開は不透明ですが、長期保有で確実にリターンを積み上げられる銘柄をぜひチェックしてみてください。