はじめに

iDeCoの利用にかかる手数料

iDeCoを始めるときには、金融機関を選ぶ必要があり、金融機関ごとに手数料が違います。手数料には主に以下のものがあります。

加入時
運用期間中かかる費用(毎月):積立を行う場合/積立を行わない場合
移す時
受け取りたいとき

参照:iDeCoナビ

上記で注目したいのが運用期間中かかる費用です。これは毎月かかる費用であり、30年間=360ヶ月払うことになります。例えば、積立を行う場合の手数料が300円違うと、360ヶ月では108,000円になります。手数料を低く抑えることができる金融機関を選ぶこともiDeCoをお得に利用するポイントの一つです。
(2018年1月より半年払い、年間払いができるようになり手数料をより抑えることが可能になったことを追記しておきます。)

手数料を比較するには、iDeCoナビの「手数料(口座管理料)で比較」を利用すると便利です。

銀行とiDeCoで30年間積立した場合を比較図にしました。iDeCoの手数料は金融機関により違いますが、毎月かかる費用は最低167円からなのでその他手数料を入れたとしても30年間で10万円を想定すると節税メリットは約130〜140万円です。

iDeCoの節税メリットを生かそう

iDeCoを利用した場合の節税効果についてはわかりましたが、気をつけたいことがあります。それは、節税分はiDeCoの運用に回らないということです。

iDeCoの掛金を口座振替にしている場合には所得税については会社の年末調整で還付されるため、お給料の口座に振込まれます。また、給与天引きになっている場合にはiDeCoの掛金分も含めて源泉徴収されているので、月々の給与に節税分が混ざっていることになります。また、住民税については翌年の住民税の支払いが少なくなるので、こちらも月々の給与に節税分が混ざることになります。

よほど意識しておかないと気がつかないうちに生活費として使ってしまうこともあり得ます。ですから節税分を計算してその分については貯金、あるいは元本変動型の投資商品に挑戦してみるのもアリではないでしょうか? そのためにも、トリアエズiDeCoを始めてみましょう。

この記事の感想を教えてください。