はじめに

子供の教育資金やご自身の老後資金など、将来必要となる資金を貯えるためには、夫婦共働きが一番の近道かと思います。

一方で、夫婦共働きであるがゆえに、家計がどんぶり勘定となってしまうこともあります。現時点では「収入>支出」と手元資金が潤沢なため、貯蓄や投資にまわすよりも、ちょっとした贅沢にお金を使ってしまう場合があるからです。

夫婦別会計で、家計の全体像が見えていないご家庭こそ、家計の予算を見直してみませんか。


食費や日用品の支払いはまとめて

毎月の食費はいくらですか?と聞かれて即答できますか。

食材の購入だけでなく、毎日の昼食代、飲み会、週末の外食費など、家族の食費を合計すると1ヵ月で10万円超というご家庭も少なくないと思います。共働きの家庭こそ、食事の用意をする時間が思うようにとれずに、外食の機会が増えるかもしれません。

忙しい毎日だからこそ、食材や日用品をネット注文することも多いでしょう。その場合、決済はクレジットカードを利用することが多いと思います。生協やネットスーパーなどの宅配を利用して食材を購入する場合は、週に一度注文し、一回の購入金額は5千円程度にするなどと決めておくと、毎月の支出を管理しやすくなります。

また、実店舗で購入する場合でも、1つのクレジットカードで決済するようにしておけば、クレジットカードの利用明細を確認することで、毎月の支出をまとめて把握しやすくなります。クレジットカードのポイントも貯まりやすくなり、一石二鳥といえるでしょう。

週末1万円生活

共働きだからこそ、毎月の家計に少し余裕ができるかもしれません。一方、仕事のストレスで週末は散財してしまうというご家庭もあるかもしれません。お金に余裕があるからこそ、洋服代、レジャー代、外食代など、ちょっとずつ良いものを選択してしまうことで、将来の家計を圧迫する結果にもなりかねません。

そこで、週末1万円生活を意識していただくのはいかがでしょうか。ディズニーランドなどのちょっと贅沢なレジャー施設を選ばなければ、家族で1万円もあれば楽しめる施設はたくさんあります。近場の公共施設で遊ぶなら、それに加えて家族で外食をしても、1万円あればお釣りが出るかもしれません。

ショッピングのついでに外食を楽しむこともありますが、衝動買いをしてしまった場合には食事は家でとると決めておけば、週末1万円生活を達成できるのではないでしょうか。

週末を家で過ごした場合は、その週の1万円は翌週に繰り越すことで、次週はよりリッチに遊ぶことも可能です。これで毎月の娯楽予算は4万円~5万円に抑えることが可能となります。

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