はじめに

ファイナンシャルプランナーが月5万円貯めるなら

筆者が今月から月5万円貯めるならどうするかを考えてみました。まず、新しい投資信託の積立を始めます。長期的に業界全体が成長するのではないかと思われる投資先を考えると、バイオ化学、ロボット、AI関連などは有望なのではないでしょうか。農業系も気になりますが、不透明感はどうしてもぬぐえません。

筆者は積極的に運用をしつつ、リスクは抑えたいと思います。そこで、1社の株式を保有するより、業界全体に投資ができる投資信託のほうがリスクの分散になりますので、アクティブ型投資信託を活用してこれらの業界に投資します。

定期預金に1万円、アクティブ型投資信託に1万円、インデックス型投資信託に3万円のバランスで配分したいと思います。

たとえば、アクティブ型の株式投資は、「ひふみプラス【レオス・キャピタルワークス】」に1万円を積み立てます。主に日本の成長企業に投資している投資信託ですが、安定した好成績を保っています。

インデックス型では、TOPIXに連動した国内株式型、MSCI コクサイ・インデックスに連動する先進国株式型を50:50の割合で毎月3万円を投資していきます。

また、おトクに投資をするなら、節税のことも考えておきたいポイントです。NISAなら、年間120万円までの投資による利益が5年間非課税になります。つみたてNISAなら年間40万円までが20年間非課税です。

利益が出たら、通常は20.315%の税金が差引かれるので、非課税は大きなメリット。投資をするときは、税金のことも忘れずにチェックしましょう。

もうひとつ、節税効果が大きい貯蓄方法にiDeCo(=個人型確定拠出年金)があります。掛け金は契約者が会社員かフリーランスかなどによって、月1万2000円~6万8000円までと定められていますが、NISAと同様に投資による利益が非課税になります。さらに、掛け金が全額所得控除になり、iDeCoに加入しているだけで、所得税と住民税の節税になります。


自分に合った貯蓄方法なら、無理なく楽しく続けられます。特に投資信託や株式投資は、経済の影響で値動きすることも面白みのひとつ。

月5万円の貯蓄をするなら、少しずつ投資にチャレンジしてみるのもいいですね。

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