はじめに
企業の繁栄を願って鳴らす「上場の鐘」
企業が新規上場する際には、企業の繁栄を願って、鐘を鳴らすのが慣例になっています。鐘は「上場の鐘」と呼ばれており、これを鳴らすときは企業の代表や役員にとって特別な瞬間だと言われています。
鐘を鳴らす回数は5回と決まっていますが、その由来は「五穀豊穣」の「五」。会社が豊かに成長するようにと願いが込められています。
ニュースなどで見かける機会もある「上場の鐘」は、施設内を巡る回廊から見える形で展示されています。
秘密の開運スポットが施設内に!?
一般見学の入口とは逆の東口の玄関ホールには、風水スポットがあります。マーケットセンターの周囲を巡る回廊の途中から見下ろしてみると……
十二干支が描かれた円盤が、床にはめ込まれています。
この玄関の向いている方位は南東(辰巳)。風水では、この方角に玄関を構えるといい運気が入ってくるといわれています。
また、円盤の真上の天井には、扇形のステンドグラスがあります。「末広がりで縁起が良い」ということで、現在の東証の建物の建設時に設置されました。幅の広い方が、施設内を向いています。