はじめに

変動費はもっと削減できる!

住宅ローンは一般的な程度だと思いますが、その他の生活費は比較的多めだと思います。食費、趣味・娯楽、衣料・美容、交際費などの変動費は、もっと削減できるのではないかなと思います。

相談者さんご夫婦もお子さんも、だんだん年を取り、量より質という食生活に変わっているのかもしれませんし、今したいことを楽しむという方針かもしれませんが、全部にお金をかけていると、お金はいくらあっても足りません。支出にメリハリをつけるために、優先順位などをきちんと考えて使いましょう。

生命保険料も、少々高めな印象です。まだ扶養が必要なお子さんがいるので死亡保障はつけておいてもよいと思いますが、独立する頃になると、死亡保障はなくてもよいでしょう。定年までにもっと貯蓄を増やすことができれば、葬式代は貯蓄から出すこともできます。

保険も含めてですが、自分たちに必要なものは何かをしっかり検討して、納得してお金を払うようにしましょう。

将来よりも、まずは今、黒字化することを目指して

「将来いくら必要?」「節約できないままだと将来どうなるかわからない」など、予測的な話ばかりしていても現状は変わりません。「今を黒字化する」ことが、将来の貯蓄額を増やす近道です。支出をきちんと把握し、必要なものとそうでないものを切り分け、大切だと思うことを中心にお金をかけていきましょう。

また、お子さんが今後実家を離れるかどうかはわかりませんが、世帯を持つまでは同居のまま社会人生活を送りたいというのであれば、家賃や生活費はきちんともらうようにしましょう。自分にかかる費用を自分できちんと払えることも、社会人としては大切なことです。

生活費のダウンサイズを家族で話し合って、うまく取り組むことができたら、定年までにもう1000万円くらい資産を増やせる可能性もあります。貯えを増やして、老後にかかる生活費を圧縮する。老後生活に向けてできることは、これにつきます。

そして、定年を迎えるときに元気があれば、働き続けるという選択をしてもよいのです。まずはできるところから始めていきましょう。

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