はじめに

ボーナスあてにせず、毎月の収入の中から積み立てを

家計状況を見ると、比較的よく節約ができていると思います。あえて、際立って支出が多いと思えるのは、貯蓄、日用品、衣服・美容、使途不明金です。できるだけ緊急度の低い支出は避けるようにするなど、支出の仕方を見直してみるといいでしょう。

これらを見直して、もし、毎月2万円ほどの支出を減らすことができたら、お子さんが幼稚園に通い始め、保育料の負担が増えたとしても、安心して1〜2万円は毎月積立投資をしていけると思います。

積立は毎月の収入の中からしていけると、ボーナスを計画的な支出と貯蓄にきちんと回せるようになります。ボーナスは、支給が不確実なものでもありますから、「あてにしない」と考えて計画を立てるようにしましょう。

晩産の場合は老後資金と教育費のバランスを考えて

相談者さんがお考えになっていることは、非常にしっかりとしていると思いますから、お考え通りに実行されるのがよいと思います。

投資はこの年齢からでは遅いのかという問いもありましたが、今は「人生100年時代」と言われています。年齢による制約がある投資はやや不安ですが、それがなく、ゆっくり積み立て運用する分には問題はないと思います。必要な時にすぐに引き出せるというもので運用ができれば、ベターです。そう考えると、今後20年間運用益が非課税のつみたてNISAなどは最適だと思います。

ただ、年齢が上がってからできたお子さんは可愛いのに加え、成長とともに親の収入が高くなり、つい、お金をかけてしまいがちになるようです。そのために老後資金がなくなってしまい、定年後も必死に働かなくてはいけないという人も最近は結構多いですよね。このあたりも肝に命じ、ご自分たちの老後資金と教育資金のバランスを考えながら、積立投資をされるとよいと思います。

資産状況は決して悪くないほうだと思います。より安心した将来を送ることができるよう、少しずつ、無理なく積立投資を続けていければよいと思います。

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