クオリティグロース一筋、徹底したチーム運用

ここまで、3つのポイントをご紹介させて頂きましたが、ここで改めて、弊社コムジェストの紹介をさせていただきたいと思います。弊社は「自分たちが成長を確信した企業だけに投資をしたい」という想いから創業された会社です。

1985年の創立当時、ファンドというのは、大抵ベンチマークという基準が設定されており、例えば日本株に投資するファンドですと、日経平均やTOPIXと比較して、パフォーマンスが良いか悪いかという評価のされ方をしていました。運用担当者もサラリーマンですのでそういった評価方法の場合、いかに勝つかということよりも、いかに負けないかということに着目しがちでした。

例えば時価総額の大きい銀行、自動車会社、製薬会社、通信会社などに投資をし、できるだけ比較されるベンチマークと同様な、もしくは近い運用をしようとすることが多くみられました。ただそれは、運用担当者が本当に良いと思う企業に投資をしていないということにもつながりました。創業者は、お客さまから報酬を頂いて、本当に良いと思わない企業にまで投資することに矛盾を感じ、フランスでは初めての、どこの金融機関にも属さない独立系の資産運用会社としてコムジェストの創立に至りました。

弊社グループの特長である「クオリティグロース一筋30年」というのは、先ほどからご説明申し上げたとおり、持続可能な高い利益成長をする企業に長期投資するという投資哲学です。運用会社には色々なスタイルの株式の投資手法がありますし、債券や不動産に投資したりしている会社も多くありますが、弊社は、このクオリティグロース株式の投資一本、企業調査一本に特化してきた会社です。

そして、確信度に基づく銘柄選択、集中型ポートフォリオというのは、良いと思った企業全部に投資するのではなく、その中から25~50社を厳選することで、高い付加価値をお客さまに提供しようというのが私たちの運用ポリシーです。

もう1点特徴的なのは、徹底したチーム運用というところです。私どもは社内にスターファンドマネジャーを育てることはしません。チーム運用こそが持続的に高いパフォーマンスを出すためには必要だと考えているからです。弊社の運用チームは全員がゼネラリストで、運用にあたって大事なことは情報のシェアを行う、深いディスカッションと全員一致での意志決定をするというところが他社との違いです。また、お客さまというのは過去の実績を見て投資してくださるので、それと同等もしくはそれ以上のパフォーマンスを出すために、キーマンリスクを排除すべきだという考えでチーム運用を徹底しています。投資信託を選ばれる際は、どのような人たちが運用しているのかというところも、選ぶ際の一つの基準にしていただけたらと思います。

一昔前はファンドマネージャーが実際にお客さまの前に出てくるということは、日本ではほとんどありませんでしたが、昨今は少しずつ増えてきています。私個人的にとても良い流れだと感じております。ぜひ、運用担当者がどういう方なのか、どういった考えで投資されているのかということも、ファンド、投資信託を選ばれる際には参考にしていただきたいたいと考えております。

世界には「おもしろい」企業が沢山ある

もう一度はじめにお伝えした、覚えて帰っていただきたい3ポイントを復習させていただきます。

1つ目が、株価は長期的には企業の利益成長に連動するということです。ここで大事なのは「長期的には」というところです。2つ目は、株価は短期では予測できない。予測することにそれほど意味はないと私どもは考えているということです。では、どうしたらいいかといいますと、3つ目の、持続可能な高い利益成長をする企業を見つけてきて、長期で投資するというのが一番高い確率で高いリターンを得られると考えているということです。

最後に一社、身近だと思われる企業をご紹介します。リンツ&シュプルングリー社というスイスの会社です。数年前までは日本でも銀座と表参道にしかカフェがなかったのですが、先日調べてみましたら、東京で既に12店舗展開されているようです。従来、超高級では無く、“少し高いけど美味しいチョコ”を販売するという会社はありませんでした。そこで同社は積極的な投資をして、原材料の調達から、おいしいチョコをつくる技術・製造網と、販売網を世界に構築し、新たなマーケット“少し高いけど美味しいチョコ”を開拓しました。この新たなマーケットは欧州、北米、そして日本で受け容れられ高い成長を持続しています。

同社のホームページにはサスティナビリティーというページがあり、いかに同社が一過性の成長ではなく持続可能な成長を追求しているか、その取り組み等を説明しています。特にチョコレート原料カカオの多くは新興国で取れるものなので、生産者との関わり方もしっかりと説明がされていて、生産者と一緒に豊かになれる方法というものを追究している会社であることが分かります。チョコレートもぜひ一度ご賞味いただけたらと思います。

先ほど投資にうまい話はありませんと申し上げました。ただ、丹念に企業を調べていくことで、企業の利益成長は予測できると私どもは考えております。その利益成長の予測をチーム運用でより確度を上げていくということに日々取り組んでいます。そして持続的に高い成長を遂げられる企業に長期投資することで長期的に高いリターンが得られると確信しています。投資の世界に急に儲かるうまい話は無く、じっくりと取り組むことが大切です。

本日は3点のポイントでご説明させて頂きましたが、皆さまにとって少しでも投資がおもしろい、わくわくするとか、おもしろい企業が世界にあるのだということを感じていただき、今後の参考になれば幸いです。

本日は、弊社セッションにご参加いただき誠にありがとうございました。