2018年11月18日、品川・グランドプリンスホテル新高輪内の国際館パミールで開催されたイベント「お金のEXPO 2018」。本イベントでは、お金のプロが「お金が貯まる」「お金を増やせる」賢い方法や、お金に困らないための家計改善の方法、知っていると得をするお金の知識をお伝えしました。 当日開催されたセミナーの中から、本記事では松井証券株式会社営業推進部 課長代理 古澤奈津季氏と営業推進部 課長代理 武藤正樹氏によるセミナー、「スマホで実践!ロボアドバイザーの活用法とコア・サテライト戦略」についてご紹介します。


日本株だけに投資しているとどうなる?

古澤氏: 皆さま、こんにちは。松井証券のセミナーにお越しいただき、誠にありがとうございます。本日は、投資の初心者から中級者ぐらいの方を対象にお話を進めて行きたいと思います。

「長期・分散・積立」は効果的な投資方法として聞かれたことがあるかと思います。しかし、実際にどんな効果があるのか、詳しくわからない人も多くいらっしゃいます。

分散というのは、投資を1つに絞らずに複数のものに投資していきましょうという考え方です。こちらは日経平均株価のグラフになっています。2016年10月を基準点として1.0とし、その後どのぐらい上昇したか、下落したかを表している相対グラフです。

この2年間で日経平均は約1.3倍まで上昇しています。2016年に日経平均に連動するようなインデックス投信やETF(上場投資信託)に一括投資していれば、2018年には1.3倍の資産になっていると見ることができます。

では今後、日経平均が同じように増えていくかというと、どうでしょうか。そんなことは誰にも予測できないのです。1.3倍で続けて順調にもっと伸びる可能性もあれば、この増加分をさらに下回るぐらい下落する可能性もあります。つまり、上がることもあれば、下がることもある。リスクがあるという状態になっています。

分散投資で見逃せない「リスク低減効果」

それでは、日本以外の地域に目を向けていきたいと思います。こちらは世界の4つの地域の指数を同じく直近2年間で相対グラフにしました。2016年10月を基準点として、どれだけ上がったか、下がったかというグラフです。

ニューヨークダウは上がっています。一方で、右下の上海総合指数は下がっています。つまり、強い相場もあれば、そうでない相場もあるわけです。

分散投資というところで、今ご紹介した4つの指数と、先ほどの日経平均の5つに投資をした場合を考えていきたいと思います。それがこちらのグラフです。

真ん中の赤い太いラインになっているところが、5つの地域に分散投資した場合の値動きとなっています。黒い細い線になっているのが、それぞれの地域に一括投資した場合の相対グラフです。

こちらを見てわかるのが、赤い線が真ん中のところに位置していることです。上下動が緩やかになっていることがわかります。このグラフの上下どれだけ動くかがリスクの大きさになりますので、この幅が緩やかになっているのはリスクが小さくなっているということになります。

なぜリスクが低くなっているのかというと、たくさんの地域に分散して投資した場合、どこかの市場で下落が大きく目立ったとしても、ほかで上昇している強い市場があれば、その下落をカバーできるからです。そういうカバー力があるということで、リスクが少ない投資方法が分散投資といわれています。