はじめに
「国民年金は加入した方がお得!」あまり聞いたことがないと思いますが、実は年金に加入していない人は損しています。
国民年金は年金保険料だけで成り立っているわけではなく、半分は国庫負担、つまり“税金”でできています。もし、未払いなどで年金の受給資格を失うと、本来受け取れるはずの税金がもらえなくなってしまうのです。
これはもったいないですよね。なので、将来税金をもらうためにも年金は払った方がお得だと言えるわけです。
さらに、「どうせ払うならお得に払いたい!」と考える賢いみなさまに、今回は国民年金の最もお得な支払い方であろう“2年前納のクレカ払い”をご紹介します。
クレカ払いへの変更は毎年2月末までです。2017年分については、急いでお手続しましょう!
国民年金はまとめて前払いすると割引きがある
平成28年の年金保険料は月に16,260円でした。これをまとめて前払い、つまり前納すると割引が受けられます。そして、その割引額は、6か月前納、1年前納、2年前納と前納する期間によって異なります。
まずは、口座振替の場合を考えてみましょう。
納付額 | 2年分の納付額 | 割引額 | 2年分の割引額 | |
前納なし | 16,260円 | 390,240円 | なし | なし | 6か月前納 | 96,450円 | 385,800円 | 1,110円 | 4,440円 |
1年前納 | 191,030円 | 382,060円 | 4,090円 | 8,180円 | 2年前納 | 377,310円 | 377,310円 | 15,690円 | 15,690円 |
こちらを見ていただくとわかる通り、2年前納すると15,690円も割引され、圧倒的にお得です。
ただ、この2年前納は、これまで口座振替にしか対応していませんでした。それがいよいよ今年(平成29年)から、クレジットカードや現金でも2年前納ができるようになりました。
2年前納クレカ払いで、割引&ポイントGET!
クレジットカードで納付すると、通常の買い物と同様にクレカのポイントがいただけます。年金の支払いは大きな金額になるので、GETできるポイントもバカにできません。
これまでも1年前納はできましたが、口振による2年前納の割引を考えると、そのメリットは限定的でした。それが、今年から2年前納クレカ払いができるようになるというんだから興奮せざるを得ません。
ただし、手数料的な意味合いなのか、割引額は2年間で15,000円程度と、口座振替の2年前納よりも若干割引額が小さくなる予定とのこと。それでも、ポイントのメリットの方がはるかに大きいです。
試しに、クレジットカードの還元率ごとに獲得できるポイントを試算してみました。割引額を2年で15,000円、納付総額を378,000円として計算をすると以下のようになります。
ポイント還元率 | 獲得ポイント | |
銀行系クレカ | 0.5% | 1,890円分 |
楽天カード、Yahoo!Japanカードなど | 1% | 3,780円分 | P-one Wiz、漢方スタイルクラブカードなど | 1.5% | 5,670円分 |
どうですか? 2年前納のクレジットカード払いをすると、「15,000円割引+約5,000ポイントGET」で総額2万円はお得になります! これは見逃せないでしょう。