はじめに

親の生き方を見せられるのもメリット

わが家では、保育園を利用していましたので、ここでは多様な職業の親に出逢うことができました。そのおかげ(?)で、私自身も一生ものの仕事を見つけたいと、「仕事」について思い悩みました。

長女が0歳で保育園に入園した当時は、パートでも何でも、通いやすい職場や今の自分にできそうな仕事ばかりを優先に考えていました。結局、あっちもいいかな、こっちもいいかなと、転職も重ねていました。

5年後の長男の出産時に、TV特番でFP資格を知り、やけになって辞めてしまった証券の仕事を思い出しました。それへのリベンジにしたいという思いもありましたが、何よりも高卒でも受験ができるのが決定的な理由でした。

この資格の上級資格を取ろうと考え、仕事との両立にはうってつけの通信教育から始めました。ようやく目標を達成したのは3年後くらいだったと思います。

話しは戻り、会社員を経て、開業してFPとして業務を展開していくわけですが、お金教育ともう一つ、親の生き方や仕事についても子どもに伝えられることは大きなメリットだと考えています。

私が影響を受けた本に「12歳で100万円ためました!―本当のお金持ちになった女の子のお話」があります。単にお金を貯めるだけではなく、ここには親の仕事のことや、信念からブレないことを丁寧に書かれています。

お金の勘定や殖やすテクニックだけがお金教育ではなく、家庭や人生、様々な経験をしていくなかで育まれていくものだと考えさせられました。

現在は、金融に特化した編集制作プロダクション業や企業向けの研修業を本業としており、お金教育に関する記事やお話をする機会では、一親としての目線でお伝えするようにしています。

お金教育の目的は「将来の自立」

お金の勘定やおこづかい帳の付け方を上手にすることが目的であれば、お金教育はしていません。お金教育の目的は、精神的に、経済的に自立してもらうためです。わが子が「何で稼いで」「どう生きていくのか」を自分で考えて、決めることができるようにするためです。

身近な親の生き方や仕事は、手本でもあり、反面教師でもあります。私のワークライフバランスなんて度外視の働き方をみて、それを望まない考え方も娘に生まれてきました。

また、親が仕事をしていると、時流を知ることもできます。仕事のやり方や求められるものは常に移り変わっていくので、その時流を子どもに伝えることも、将来の仕事を考えるうえでアドバイスになります。

国や会社に依存できたのはもう昔の話で、自立をしなければ厳しいのが、現在とこれから。AIが発展していくなかで、今後減少していく仕事もあります。まさに、変動の最中で岐路にあるのが今だと感じています。

会社員だけが生き方ではないし、仕事を業として立ち上げるのも生き方です。子どもが夢中になることや能力を見つけて、それを取り上げることなく、育てられるのが親です。学校の成績が悪いからといって悲観せず、その子の中に光る何かを一生懸命に目を凝らして諦めずに見つけてあげてほしいのです。

それこそ「生きる力」となり、たとえ会社が倒産して失業しても、自ら考えて、立ち上がれるようになります。
お金や仕事について、子育ての中で「わが家はこうだ」とか、「社会ってこんなんだよ!」などと話せる機会をふやしてみてはいかがでしょうか。

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