生活

出産時期に夫が転職、貯蓄30万でなんとか切り抜けられる?

FPの家計相談シリーズ

在宅時間が増えたメリットを生かそう

今までは二人とも仕事中心で、食費は外食が中心となり、水道光熱費や被服費、交際費、娯楽費などの使い方も意識してこられなかったようです。固定費も無頓着だったのかもしれません。今は出産に向け、仕事をセーブしている時期で、自宅にいることが多いと伺っていますから、これら支出について意識してみてはいかがでしょうか。

できることはいろいろあります。今後の育児の事前勉強の意味で、自炊の頻度を増やすことも食費削減に役立ちます。夫のお弁当などを作ることができると、なおよいかもしれません。電気や水道の使い方そのものにも注意をし、必要に応じてよく使う部屋の電球をLEDに、シャワーヘッドは節水タイプに、ということもよいと思います。

全体的に少しずつ支出を削減できると、1ヵ月にすると大きな支出削減につながります。浮いた分を貯蓄に回すことができれば、今後の不安定な状況の幾分かの支えにもなるでしょう。

出産一時金は「直接支払い制度」の活用を

出産のための入院にかかる費用は、40万円前後。病院によっては、50万円、60万円、それ以上かかることもあります。この費用の準備はかなりの負担となるため、今では出産一時金を直接入院費用に充てられる「出産育児一時金直接支払制度」を利用することが当たり前になってきました。一時はお金の準備ができず、出産費用を支払わないまま退院する人が多くいたので、その意味でも対策の一つになっています。

病院によっては直接支払いの手続きをしないと入院を受け付けないとしているところもあるので、そういうところに通っていれば問題はないのですが、もし、そうではない場合、直接支払いの手続きを自分で行いましょう。

預貯金の減りが少なくなるので、産後の生活費についての不安も少なくなります。生活の計画も立てやすいと思います。相談者さんご夫婦はまだ貯蓄が十分ではないので、ましてそういう手段をとったほうが良いでしょう。

投げやりにならず打開策を考えて

あとは、ご主人が早く新しい仕事を見つけられると安心ですね。

私たちの暮らしはいつも予想もしないようなことが起こる可能性があります。そこで私たちがどうしていくかにより、生活が左右されます。少々困難だと思うことがあっても、投げやりにならず、対策を考えてみてください。受けられるサポートを知り、自分たちにできることも知れば、乗り越えられることも多いはずです。無事に出産を迎えられることを楽しみにしております。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。

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