キャリア

景気が悪いことを一番実感できる指標とは?

大きな視野で経済と向き合おう

長期的な視野で流れをつかむ

投資にも様々なスタイルがあり、投資対象資産も様々です。FX(外国為替証拠金取引)をしている人達は、よく米国の雇用統計という経済指標の発表にあわせて短期取引をしています。米国で失業率や、非農業部門雇用者数が発表されるときに、よく外国為替市場が大きく上下に動くため、うまくいけば大きく儲けることができるのです。FXの場合はレバレッジをかけることも可能ですので、そのような取引スタイルに適しているのかもしれません。

しかし、この連載ではあくまで投資未経験者や投資初心者が大切なお金をどのように育てるか、長期・分散・積み立てという3つの要素を軸に記事を書いているので、前述のような取引スタイルはお勧めしていません。

実は経済指標も本来は短期的に儲けるための情報ではなく、あくまで長期でその国の経済環境がどのようになっていくのかを考えるための情報なのです。これまでも解説してきたように、経済指標は基本的には月に1回、または四半期に1回しか発表されません。その発表頻度から考えても、短期取引で活用するものではないことがわかります。

もっと大きな視野を持とう 

これでGDP、CPI、完全失業率と代表的な3つの経済指標について学んできました。しかし、もっと大きな視野を持っていいかもしれません。それは何かというと、各国の人口や国土の広さ、保有資源量などです。経済指標と言われるとすごく難しいように感じてしまうかもしれませんが、人口などの大きな視野で考えるだけでも、どこに自分のお金を投資すれば資産が増えていくのかを想像できるかもしれません。たとえば人口を軸に、これまでに学んだGDPについて考えてみましょう。

OECD(経済協力開発機構)のデータによれば、1990年時点の実質GDPの上位5か国は米国、日本、ドイツ、イタリア、中国でした。しかし、2060年時点では中国、インド、米国、インドネシア、日本という顔ぶれになると予測されています。この顔ぶれ、日本を除くと上位4か国はある順番と同じなのです。分かりますか?人口のランキングと同じ順番なのです。このように、もっとマクロな視点から世界を俯瞰して、自分のお金をどこに投資するか、などを考えてみてもいいかもしれません。

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