はじめに

電子マネーやクレジットカードなどのキャッシュレス決済で買い物をすると、購入した金額の最大5%がポイントとして還元される、お得な事業が10月1日からスタートします。消費税率引上げによる消費の落ち込みを防ぐためで、私たち消費者にとって負担が軽くなることは間違いありません。

キャッシュレス決済を使いこなし、「モテクリエイター」として若い女性から人気の菅本裕子(ゆうこす)さんが、ファイナンシャル・プランナーの頼藤太希さんに、対象になるキャッシュレス決済の種類や、注意点について聞きました。

表示のカスタマイズ機能が欲しい

ゆうこす: そうですね、東京に住む同業者は、ほぼほぼキャッシュレス派です。でも、感覚として面白いなと思うのが、「スマホ決済アプリにお金を取られてしまう」と考えている友達もいることです。「取られるとは!」と驚きました。

私の地元は福岡ですが、最近は福岡ソフトバンクホークスのデザインの「きせかえ機能」をつけた決済アプリもあって、地元の友達の間で広がって、盛り上がっています。きせかえという発想が私たち世代に刺さるので、「やるな」と思いました。

福岡名物の屋台もキャッシュレス対応のお店が多いし、使える場所が増えていると感じます。私は、仕事で地方に行くことがすごく多いのですが、地方のタクシーでも使えるようになってきています。ただ、都心と比べると地方はまだまだ少ないので、この還元事業をきっかけに使えるお店が増えていけば便利になりますよね。

頼藤: キャッシュレス生活を実践されているからこその説得力がありますね。世界で見ると、日本のキャッシュレス比率は約20%ぐらい。韓国では約90%、中国では約60%となっています。アメリカは約40%という感じです。

  頼藤プロフィール写真

頼藤太希…(株)Money&You代表取締役。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年にMoney&Youを創業し、現職へ。メディアなどで投資に関するコラム執筆、書籍の執筆・監修、講演など日本人のマネーリテラシー向上に努めている。近著に「投資信託 勝ちたいならこの7本!」(河出書房新社)

日本銀行「キャッシュレス決済の現状(2018年9月)」によれば、日本のキャッシュレス決済で一番利用されているのが、クレジットカードのようです。決済金額の構成比を見ると、クレジットカードが9割超となっています。

キャッシュレスに対応した店舗を増やすことで、外国人観光客の利便性も格段に高まります。事業者側にとっても、売り上げの状況がリアルタイムにわかり、レジ管理の時間短縮につながるメリットがあります。

ゆうこすさんから見て、キャッシュレス決済で「あったらいいな」と思う機能は何でしょう?

ゆうこす: 女性は特にそうだと思うのですが、毎日使うものだからこそ、カスタマイズして自分らしさを出せたらいいのに、と思います。スマホケースとかお財布は、自分のこだわりを持てる部分じゃないですか。だからスマホで決済する時にも、アパレルブランドとコラボした可愛い画面が出たりすると、使うたびにテンションが上がると思います。

自分で背景や文字を選ぶことができて、オリジナリティーを出し、毎日使いたくなるデザインにすることができれば、もっと使う人が増えるのではないでしょうか。

ポイントは「自分の生活圏で使えるか」

頼藤: キャッシュレス決済が広まるためには、デザインなどの「見た目」も大事ということですね。キャッシュレス決済は買い物などの購買履歴がわかるので、家計管理がしやすいというメリットもあります。家計簿アプリと連携しているものもあるので、忙しい子育て世帯や、共働きの家庭に向いています。ただし、毎月の予算は決めておいたほうがいいと思います。

ゆうこす: もう1つ、今日知りたかったのが、たくさんのタイプがある中で、自分に合ったキャッシュレスは何だろう、ということです。

 ツーショット

頼藤: 私がお勧めするポイントは「自分の生活圏で使えるか」「利用店舗数が多いか」という2点です。QR決済は特にそうで、電車で移動することが多い人なら交通系、ネットショッピングが好きならネット系のものが合っていると思います。あとは、どのぐらいポイント還元が得られるかでしょうか。クレジットカードは年会費がかかる場合もあるので、会費を払ってもメリットがあるのかという視点も大切です。

ライフスタイルは人それぞれなので、一概には言えませんが、あまりキャッシュレスの種類・サービスを分散させないこともポイントだと考えます。使いこなせる人はいいですが、忘れてしまったり、端数だけ残ってしまったりするともったいない。ですから、ゆうこすさんのように2つに絞り込むというのは合理的だと思います。この2つを選んだ理由は何だったのですか。

ゆうこす: 通信事業者系のアプリは、周りの人が入れているものなので、誰かが新しく入れなくてもつながるというメリットがあると思って。交通系のタイプは、いろいろな場所で使えるという印象があります。

頼藤: 「モテクリエイター」として有名なゆうこすさんですが、キャッシュレス決済を使いこなして、モテるためにはどうしたらいいでしょう?

ゆうこす: うーん…(笑)。デートに行って盛り上がっている時にも、支払いが早ければスマートじゃないですか?グループで遊びに行って、割り勘する時でも「え~っと」とかいちいち計算するのではなく、ワリカンボタン1つで済んでしまう。盛り上がりを止めないですよね。そこは「モテ」の要素として大事なところではないでしょうか。

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