はじめに

研修医ってモテるの?

「医師免許があると、男は3倍、女は3割増しでモテる」という俗説があります。運動音痴で太り気味だった塩野先生は、医学生時代には女子医学生には全く相手にされず、付属の看護学生と短期間交際しただけでした。

しかし医者になって帰京したところ、看護師が優しくしてくれるだけでなく、女医や女子医学生も親身になった感があります。高校時代のマドンナから「同窓会やろう」とメールが来たり、「後輩女医との交際」も経験して、男として自信が付いてきたようです。

実家には縁談がしょっちゅうくるそうで、先日も「『いい娘だから、会ってみて』と33才の写真を渡されたけど見る?」と、お母様から電話がありましたが速攻で辞退しました。「20代は色々経験を積んで、30過ぎて決めればいいよ」と先輩にアドバイスされました。

研修医のアルバイト

研修医は医師としてのアルバイトが禁止されていますが、「医師国家試験の家庭教師」「不動産管理」などの副業については規定がありません。同期の中には「研修医室でパソコンに向かって株式売買で〇十万円」のような強者もいますが、塩野先生は「婚活パーティーの交通費」で地味に稼ぐ程度です。

塩野先生の将来は?

医大入試の面接では、医療ドラマの影響で「外科医になりたい」と答えた塩野先生ですが、現実の「長時間労働」「結果が出せないと家族からクレーム」「全科同一賃金」「若手が入らず中年でも下っ端」という姿を目の当たりにして、医大を卒業する頃には選択肢からはずしました。

研修医になりたての頃は消化器内科か腎臓内科を考えていましたが、2018年度開始の新専門医制度によって、専門医資格を得るまでに「6年間の研修」「地方病院出向」が必須になったので、塩野先生を含む多くの若手医師は内科を敬遠するようになりました。

今は、3年間で専門医が取れて定時帰宅が可能な、東京都内の精神科が第一志望です。