アナリストの下方修正が一巡したワケ

ではなぜ、アナリストの下方修正が一巡したのでしょうか。背景には、世界的な景気サイクルがあります。

グローバルでみた景気循環もまさに今、ボトムを形成しつつあります。下に示したのは製造業のグローバルPMI(購買担当者景気指数)です。これ以外でも、半導体売上高、OECD(経済協力開発機構)景気指数、工作機械受注など、さまざまな指標からグローバル景気が底入れしつつあることが示唆されています。

グローバル景気指標

先週末発表された米国の雇用統計では、米国の労働市場の堅調さが確認されました。ISM(米供給管理協会)非製造業景況感指数は大きく改善し、米経済の大半を占めるサービス業の景況感が底堅いことも示されました。

米国景気減速がここで止まり、回復に向かうなら、「世界景気回復」の様相が強まり、文句なしの株高へ向かうでしょう。2016年後半の再現となって年末ラリーが期待できると思います。日経平均でいえば2万4,000円を超え、昨年秋につけたバブル崩壊後の高値に迫るとみています。

<文:チーフ・ストラテジスト 広木隆>