はじめに

先取り貯蓄は少しお休みして

今年から先取り貯蓄を頑張っておられるそうですね。頑張る気持ちは大切ですが、今の家計状況ですと、先取りした分を給料日前には崩して暮らすという状況になっているでしょうから、あまり意味がありません。

先取り貯蓄をしていきたいのであれば、支出を把握し、余剰金となる部分を先取りするようにしないと、必ずと言ってよいほど取り崩す結果になってしまいます。

先にお伝えしたように、趣味代を見直しつつ、通信費や交通費、もしその他の支出に使途不明金が多ければその不明部分をできるだけ少なくし、無駄支出を減らしていきましょう。契約を見直したり、使い方を変えることで、意外と効果が現れるものです。

「今が精一杯」と思い込まず、今の当たり前だと思っている支出が、本当に当たり前なのかというところを疑って見直してみましょう。今の支出が絶対だという思いが薄らぐと、お金の管理も少しラクに感じる場合があります。少し肩の力を抜いていきましょう。

投資は家計にゆとりができてから

iDeCoやつみたてNISA等の投資にも興味があるのですね。これらの掛け金は、毎月拠出するケースが多いと思うのですが、その掛け金の拠出も先取り貯蓄と同様、毎月の余剰金の中から考えなければ長続きしません。

もし、安易にiDeCoを始めてしまうと、毎月の拠出を止めることはできますが、原則60歳まで引き出すことができない上に、その間の手数料がかかって、せっかく積立てたお金を減らしてしまうことにもなってしまいます。しかも「今月はお金が足りないから引き出しちゃおう」ということができないので、生活が困窮してしまう可能性もあります。

投資や先取り貯蓄に取り組むには、やはり家計をしっかりと見直して、無駄支出を絞り、余剰金を増やしていくことから始めないといけないということです。

支出にメリハリをつけて、できることからコツコツと

25年後に2000万円という大きな目標を掲げることはよいと思いますが、今のままでは達成できません。実現に近づくために、できることを考えて、行動に移していくことが大切です。定年後も働くという意気込みなのですから、がんばれると思います。

支出は優先順位をつけて、必要なものにしっかりと、そうではないものには控えめに。そういったメリハリをつけ、まずは一歩を踏み出してみてください。

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