就職を決めたら現地口座を開こう

日本の口座をメインに生活するのは、あくまで一時期のこと。やはりタイの銀行に口座を開設したいものです。タイの生活者であるという実感を持つことができるし、なによりありがたいのはATMの手数料が無料だということ。日本などの海外口座から国際カードでお金を引き出す際には手数料がかかりますが、タイの口座から引き出すぶんには無料なのです。口座をつくった銀行のATMであれば、土日でも週末でも関係なく手数料はゼロ。これは日本にはないサービスでしょう。

地下鉄の駅構内にもたくさんのATMが並ぶ

口座の開設にあたっては、通常は長期滞在用のビザと、ワークパーミット(労働許可証)が必要になります。つまり、就労を決めていることが条件になるわけです。タイで就職活動をして、勤め先が決まり、会社を通してビザとワークパーミットを手に入れたら、次に行う作業が口座の開設。こうして現地採用者はタイでの暮らしの基盤を整備していくのです。

バンコク銀行、カシコン銀行、クルンシー銀行では、日本人スタッフもしくは日本語のわかるタイ人スタッフがいたり、日本語のウェブサイトもあります。タイ在住日本人という存在は、それだけ大きなマーケットであるということです。

そしてタイの銀行は金利が良いことでも知られています。普通預金で0.5%前後、1年定期で1.5%くらいでしょうか。通帳のシミのごときほぼゼロ金利の日本からすると、だいぶお得なのです。

バーツ預金はこの先有利になる?

さらに現在、タイバーツの高値が続いています。1バーツ≒3.6円、1万円を両替すると2,750バーツという状況で、これは旅行者にとってはかなりきついでしょう。1万円が3,000バーツ、4,000バーツになる時代と比べると、タイでの日本円の通用度はだいぶ低くなっています。

逆を言うと、タイでバーツを稼ぎ、預金すれば、日本では大きな価値を持つということでもあります。現地採用者でも日本への一時帰国のときにはずいぶんと助かるでしょう。タイ人の中間層が日本に旅行して「爆買い」していく光景も見るようになった昨今ですが、現地採用者もそんな彼らの気持ちがわかるかもしれません。