はじめに

マンションを購入する際に考えてほしいこと

マンションの購入時には、登記費用が約4~7%程度必要になります。7%かかるとして物件価格を割り戻していくと、7900万円前後の物件を購入できることになります。ですが、自分のペースで購入時期を選び、その時に購入可能な金額で限度額以内の物件を選ぶようにしてください。

その他に不動産所得税が、維持費用として固定資産税や管理費等がかかりますので、その費用も支出に見込んでおきましょう。

相談者様は、シングルでの生活を思い描いていらっしゃるようですが、人生には思わぬことが起こります。生涯を共に過ごしたいパートナーが現れるかもしれません。自分の暮らしやすさはもちろんのこと、資産価値なども考えて物件選びをするといいですね。

ちょっと気が早いのですが、将来、有料老人ホームへ入居を検討されるかもしれません。そのような場合にも資産価値が高い方が現金化しやすく、賃貸として貸し出しやすいような駅近物件や、ショッピングに便利な場所などを選ぶことも考えてみてください。

セカンドライフを具体的にイメージする

年齢的には、漠然としているかもしれませんが、将来、どこでどのように暮らすのかによって、マンションの物件価格は違ってきます。生活コストももちろん変わってきます。マンション購入の決断する前に、セカンドライフを考えるようにしてください。

イザというときに頼れる人はいますか?

実感がわかないとは思いますが、病気になって入院したとき、万一のことが起こってしまったときには、誰に頼ればいいのかを決めていらっしゃいますか?

入院するとき、介護施設に入所するときには、保証人が必要になります。万一のことが起こった場合には、旅立ちの準備をしてくれる人が必要になります。兄弟姉妹は年齢的に近いので、甥や姪の方に頼むことになると思います。

シングルの方の相続は、意外と揉めることがありますので、誰に頼るのかを明確にし、その人に財産が渡るような方法も考えておくと安心です。

とはいえ、まだまだお若い相談者様。やりたいことをやるだけの財力は十分にお持ちですので、楽しいことを中心にプランニングし、将来に備えて欲しいと思います。

相談者様の人生が、より一層輝くことをお祈りしています。

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