はじめに

金融資産よりも大切な「無形資産」

「支出を増やしても大丈夫?」という質問をいただいておりますが、どのようにお金を使うかによって意味が大きく変わってくるでしょう。

お金の使い方には「無意味な消費となる浪費」「必要なものに使う消費」「使うことや運用にまわすことで資産を増やす投資」があります。

投資というと金融投資のイメージが強いですが、若い方にとって最強の投資は「自己投資」です。自分で身につけたスキルや知識を活かして価値を生んでいくことができれば、それは誰にも奪うことができない強力な資産です。

お金の使い方が重要な時期でもありますので、さまざまな体験をされてはいかがでしょうか。

“100年時代”という言葉を生んだリンダ・グラットン教授による著書『LIFE SHIFT』には、金融資産などの有形資産の他に無形資産を築いていくことが非常に重要だと書いてあります。

無形資産は3つあり、1つ目は「生産性資産」つまり、仕事のためのスキルや知識、人脈や名声などです。2つ目は「活力資産」で、健康や仲間、家族、愛など生きがいや頑張ろうと思える動機や基盤となる資産です。そして3つ目が「変身資産」で、変化の激しくなる人生の中で新たなステージや環境に対応できる意思や能力のことです。

このあたりを意識しながら、自己投資をして時代や環境が変わっても誰にも奪うことのできな無形資産を築いていくことにお金を使えば、より充足し安心な人生になるのではないかと思います。

時は金なりという言葉がありますが、将来のことに目を向けること以上に「今」を大事にしながらより良い人生にしていただれば幸いです。

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