大きく2つに分かれる「投資信託の種類」

2020年4月現在は、世界に新型コロナウイルスが蔓延しており、生産活動が行えないことからGDPは世界的に下がると予想されていますが、長い目で見れば一時的な減少と言えると思います。長期目線で人類の成長を信じられるか? 自分のものにできるか? が、資産運用の成否を決めていくと言えます。

では、全世界の経済を丸ごと買うにはどうしたらよいのでしょうか。資本経済を作っているのは株式会社ですが、世界中の会社の株を一つ一つ買っていてはキリがありません。そこで、複数の会社の株式をまとめて買うことができる「投資信託」という福袋のような投資商品が選ばれることになります。1つの投資信託で、数千の会社を一気に買うことができるのです。

この投資信託は、運用方針によって大きく2つの種類に分けることができます。

一つが市場の指数に連動する「インデックスファンド」で、もう一つが運用会社のファンドマネージャーがインデックスより高いパフォーマンスを目指して戦略的に投資対象を選ぶ「アクティブファンド」です。

【インデックスファンド】
市場の指数というのは色々な種類がありますが、主なものは、その国の主要な会社をまとめたものです。例えば日本であればTOPIX(東証一部に上場している会社群)や、日経225(日経社が選んだ上場企業225社の平均)などです。

アメリカの代表的な指数にはS&P500というものがあります。こちらはアメリカの株式市場に上場している主要500社により構成されていて、アメリカの時価総額の70%以上をカバーしています。つまり、この指数に連動した投資信託を買えば、「ほぼアメリカを丸ごと買っている」ということになります。

こうした指数を活用して世界中の会社を買うことも可能になります。「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」などであれば、1本の投資信託で世界中の企業に分散投資をすることができます。

【アクティブファンド】
アクティブファンドは、ファンドマネージャーがインデックスファンドに勝つために、あれこれと投資対象を絞りながら考えて運用をしていきます。ですが、長期的にインデックスファンドに勝ち続けることは難しいとされています。

また、インデックスファンドと比べて信託報酬などの手数料が高いため、運用コストがかさみ、再投資にまわす元本が少なくなるので複利効果が小さくなり、利益に大きな差が出ることになります。

ですので長期積立投資の王道としては、人類の発展を信じて、全世界のインデックスファンドに分散投資をすることになります。1本で全世界の株式に投資できる投資信託を買ってもよいですし、経済の中心であるアメリカを軸とした先進国、またアジアを中心にした新興国などに分けて複数の投資信託でポートフォリを組まれてもよいでしょう。