時間を味方につけるのも1つの作戦

長く投資をすればするほど、急落に巻き込まれる回数は増えていくでしょう。この20年、30年でも何度も大きな急落局面はありました。しかし、投資はとにかく長期で考えるようにしましょう。『つみたてNISA早わかりガイドブック』では、検証結果も紹介されています。

資産・地域を分散して積立投資を行った場合の運用成果の実績【保有期間別(5年、20年)】

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1金融庁『つみたてNISA早わかりガイドブック』を参照し編集部作成
注意:1985年以降の各年に、毎月同額ずつ国内外の株式・債券の買付けを行ったものです。各年の買付け後、保有期間が経過した時点での時価をもとに運用結果及び年率を算出しています。これは過去の実績をもとにした算出結果であり、将来の投資成果を予測・保証するものではありません。

投資期間が5年間だと、投資を始めたタイミングによって、投資のリターンが年率換算で-8%から14%と大きく幅が出てしまいますが、投資期間が20年間になると2%~8%の間に収まるようになります。

個人投資家は投資のプロである機関投資家よりも不利と思っている人もいるかもしれませんが、個人投資家の方が有利なこともあります。それは、時間を味方につけることができるる点です。投資家のお金を預かっている機関投資家が「いつかいいパフォーマンスを出すので」と言いながら、いつまでも結果を出さないのは許されませんが、個人投資家が自分のお金を投資している限りは、誰かの目を気にすることなく、長期間保有ができます。

焦りは厳禁。適切な距離感を保とう

今回のコロナ相場から学ぶべきは、焦りは厳禁ということ。日経平均が1日で1,000円以上も下落したり、原油価格がマイナスになったりと歴史的なできごとが多く起こったコロナ相場ですが、今となっては既に株価指数も戻り基調にあり、大底から半値近く値を戻しています。

相場が大きく下落すればするほど、ニュースなどで報じられる回数も増え、ついつい市場の動きを見る時間が増えていきます。しかし、相場の動きをあまりにも気にしすぎると、冷静な判断ができなくなります。連日大幅下落をすれば、あたかも底なし沼のように下落し続ける恐怖に襲われてしまいます。

相場を見ながら経済や企業のことを学ぶことは賛成ですが、過度にそうなの動きを気にするのは避け、適切な距離感を見つけて相場と長い付き合いをしていきましょう。