はじめに

通常業務を行いながら1週間で書類を揃える

4月第1週目からさっそく、提出書類を集めて行きました。金融公庫の必要書類は、日本政策金融公庫のHPを参照

書類

弊社は過去に借入れがなく、許認可不要の業種なので全部で6種。そのうち借入申込書、売上減少の申告書、商売の概要の自己申告書の3種は全てひな形があり、ダウンロードできます。記入例に沿って書き込み、1時間ほどで完成です。確定申告書、決算書、免許証は、全て手元にあるので順番にコピーするだけ。

唯一、新たに手に入れたのが履歴事項全部証明書(謄本)。こちらは登記ねっとによるオンライン申請で。4月3日(金)15時過ぎから始めて、申請、webカード決済、手続き完了まで30分ほど(初めての場合はまず先に申請者情報登録が必要ですが、数分で終わります)。翌4月4日(土)にはポストに届いていました(早ければ当日、遅くとも翌日には発送してくれるようです)。

これで全書類。通常業務を行いながら1週間で揃えられたのは、大きな理由があります。月ごとの経理処理と、年1回の決算をサボらずきちんと行っていたこと。書類が揃っていれば、たとえば「前年同月比」といわれても、すぐに数字を参照できます。

もうひとつ、会計事務所との顧問契約があったこと。弊社の場合、訪問は月一ですが、簡単なことならメールで相談も可。「申請先窓口に聞けばいいのでは?」と思うかもしれませんが、異常な混雑の中でなかなか電話はつながりませんし、答えられるのは「一般論」。会社ごとの内情に則したアドバイスは、会計事務所あってこそです。

提出は郵送やメールではなく窓口がおすすめ

週明けの4月6日(月)、さっそく金融公庫の最寄りの支店へ。朝一のつもりが少々寝坊してしまい、窓口到着は10時過ぎ。既に約10人の先客があり、待ち時間は30分ほどでした。窓口では職員の方が必要書類と主な記載内容をチェックしてくれ、不備不足がないことを確認してから受理。申込は郵送やメールでも可能でったのですが、直接窓口に持ち込んだのは、これが理由。

他の融資や給付金もそうですが、申込が殺到しているため、担当者が書類をチェックするまで数週間かかります。万一不備があった場合そこから対応することになり、タイムロスは大きい。窓口提出ならその場で訂正したり、不足書類の具体的な指示もすぐ得たりできます。

よほど数字に疎い人でない限り、金融公庫の場合は書類は個人で揃えられます。ただし万一に備えて、窓口でチェックしてもらう。これが「迅速」かつ「安心」で、もっとも無駄がない手順だと思います。

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