はじめに
フードデリバリー、レシピアプリで利用が急増したアプリは?
外出自粛の影響で、スマホアプリで食事のオーダーをしたり、レシピを探したりする人が増え、「フード&ドリンク」カテゴリのアプリの利用時間が急増しています。米国、日本、韓国、イタリアの各国で急成長を見せ、日本においては1月平均と比較して4月は10%利用時間が伸びています。
日本においては、ダウンロード数は2月に急増した後に落ちついたものの、4月には再度成長を見せています。緊急事態宣言で外出に制限がかかったことが4月の成長の要因と言えるでしょう。
3月と4月に最もダウンロードされたフード&ドリンクカテゴリのランキング上位10です。スシローやすかいらーくのアプリがランクインしていることから、3月時点では、まだ店舗での利用やテイクアウトをしていた層が多かったと推測されます。
4月は、首位 Uber Eats は変わらず、クラシル、DELISH KITCHENなどのレシピアプリがランクイン。また、Uber Eats 以外にも出前館、Mc Deliveryといったフードデリバリーアプリがランキングの上位に入り、自宅にいる時間が増え続けている様子がうかがえます。
世界的に大きな影響をもたらしたパンデミックは、日本国内においては徐々に収まりつつありますが、これをきっかけに生活スタイルが変わり、コロナ以前の状態に完全に戻ることは難しいかもしれません。
いまや生活必需品であり可処分時間の大部分を共に過ごすスマートフォン。仕事、食事、睡眠、余暇とあらゆる生活の場面で、無意識のうちにアプリを使う時間が増えています。アプリにおける消費動向が、消費者の嗜好や生活実態そのものを語ることとなるでしょう。