相談者さんのご家庭も、「収入が多いのにお金が貯まらない家計」と言えるでしょう。年収が1000万円を超えたあたりから、相談者さんのような感覚も含めた状況になっているご家庭が増えるのです。支出が多くなりすぎてしまっているところを知り、どうしてそうなってしまうのかを考えてみましょう。

教育費は聖域。でもかけすぎは禁物

相談者さんの家計は全体的に支出が多めのメタボ家計と言えます。特に教育費の負担が多すぎで、収入の41%を占めています。私立の中学・高校の学費は仕方がありませんが、それ以外の塾代などがかなり負担になっているようです。

お子さんが3人いるから仕方がない、そう思われるかもしれませんが、3人いてももっと教育費が少なく済んでいるご家庭がたくさんあります。状況に合わせ、少し減らしていくことを検討した方が良いでしょう。

とは言え、教育費は投資!とばかりに捉え、大事にしたい人は多いものです。支払える状況があるなら払い続けてあげたいという気持ちもわかります。ただ、家計が赤字になっている以上は見直すべき支出の一つです。

加えて、お子さんたちの小遣いも見直すべき支出です。確かに塾などで外出するときの飲み物やおやつ代はかかるでしょうが、毎月定額を渡しているのに不足するたびに追加額を渡していると、毎月の支出が安定しませんし、小遣いの渡しすぎになります。これは金銭教育上もよくありません。

お子さんがもらったお金の範囲でやりくりすることを覚えられるよう、追加額を渡すより、使い方を一生に考えてあげてはいかがでしょうか。

子どもたちの間食費も本当に「仕方ない」?

教育費の件もそうですが、お話を伺っていると、相談者さんはお子さんが困らないようにお金をかけていく傾向が強いようですね。食費の内容を伺うと、食材のほか、インスタント・レトルト食品や菓子パンなどを多く買われているようです。おそらく、塾などで生活時間がバラバラになるお子さんの空腹に備えたものだと思います。

もしそうであれば、インスタント食品等の買い物は、多くなりすぎないよう、買い物の仕方や量について見直しをすべきです。

食事の乱れは健康の乱れにも繋がるでしょうし、生活リズムも崩れるかもしれません。基本的に3食の食事をメインとし、あとは少々口にできるものがあればいいと考えた方が、家計だけではなく健康にも良いと思います。

まずは食費だけでも支出を記録し、無駄な買い物、過剰な買い物がないかをチェックするところから始めてみましょう。不要と判断できる支出を減らすことができれば、食費は落とせるように思います。必要なところは必要。そうではなく過分なところはどこだろうか?と考えてみてください。