はじめに

固定資産税を考慮したとき、毎月の支出はどうなる?

毎月の収支はどうでしょうか? 現在は賃貸ですから固定資産税はかかりません。購入後は固定資産税がかかり、マンションの場合は修繕積立金や管理費も必要となります。これがいくらになるかは購入したマンションによります。仮に月2万円とすると、ローンの6万円とあわせて毎月8万円を住宅のために支出することになります。現在の毎月の手取り22万円に対しては36%にあたりますから、やりくりは厳しくなるでしょう。お小遣いやその他の支出を削ってねん出することになります。

ただし、給料は年2%アップするそうですから、給料の増加にともないラクになっていくでしょう。毎年2%アップすると、11年後、47歳の時点で手取り30万円になります。手取りが30万円になればずいぶん余裕がでるはずです。

ローンは固定金利を選ぶと将来の計画が立てやすい

ただ、それは金利が変わらず、毎月の返済額も変わらなかった場合です。変動金利の方が金利は低いのですが、固定金利を選んでおくと、将来金利が上がって返済額が増えることを心配せずに済みます。現在、長期の固定金利でも1%台前半で借入できる金融機関がありますから、検討してみましょう。先ほどの試算は金利1%のケースなので、金利が上がれば毎月の返済額も少し増えます。しかし、令和3年までに入居し諸条件を満たした場合、当初10年間は住宅ローン控除による所得税の還付を受けることで、その分をカバーできるでしょう。

2000万円前後で築浅の分譲マンションなら、家賃6万円の賃貸に比べれば通常、設備はずっとよくなり、暮らしやすさは上がるはずです。ご相談者のプランを実現するには物件選びが最も重要になります。購入後は住宅の資産価値を維持することが、将来の複数の選択肢に対応するためのポイントです。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。