はじめに

労働生産性はIT投資額で見極める

労働生産性を高めるには資本装備率を上げるという方法があります。資本装備率とは従業員一人当たりの資本ストックですが、特にIT資本に限ったIT資本装備率と株価には密接な関係があります。

グループ別の労働生産性とROE

ここでは、無形資産のうちソフトウエアをIT資本の代理指標として、従業員一人当たりのソフトウエア額を集計しました。上場企業のうちデータ取得可能なサンプルを従業員一人当たりのソフトウエア額の大きさで5つのグループに分けました。ソフトウエア投資額の大きい企業ほど労働生産性が高くなっているのが分かるでしょう。ROE(自己資本利益率)も同様です。

この従業員一人当たりのソフトウエア投資額と株価の関係を見ると、有意に正の関係が見られます。つまり、従業員一人当たりのソフトウエア投資額が大きい企業は株価も高くなるということです。

このコロナ禍を契機に一段とIT投資を進めた企業は生産性も向上し市場からも評価されるようになるでしょう。ここでのIT投資の踏み込み方で伸びる企業とそうでない企業の差がつくと思います。

<文:チーフ・ストラテジスト 広木隆>

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