はじめに

医療保険の候補はシンプルで低コストなものを

保険未加入が気がかりとのことですが、おっしゃるように高額療養費制度によって保険診療による医療費は、ご相談者様の所得ですと月8~9万円までしかかかりません。とはいえ、高額療養費制度の対象にならない治療費や交通費、差額ベッド代、見舞客への返礼等にはお金がかかります。そのため貯金が全くない人は医療保険で備えると良いですが、ご相談者様は流動性のある資産が十分にあるため、特に必要ではないでしょう。

保険に入らないリスクがあるとすれば、貯金でまかなえない高額治療の選択肢がある際に選べないこと、また、治療が長引き予想以上にお金がかかったり、収入が減ったりして、貯金がみるみる減って不安になることなどがあげられます。

もし入院や手術をして、かかった費用を貯金から出すことになったときに、少しでも「保険に入っておけばよかった」と思うご自身が思い浮かぶならば、シンプルで低コストの保険に入っておくと気がかりは解消できますよ。

シンプルで低コストな保険ってどんなもの?

シンプルで低コストの代表商品は、共済です。共済の一例をあげると、年齢問わず59歳まで一律月2300円の掛金で、入院したら1日1万円(最大180日まで)、ケガによる通院をしたら1日2000円、放射線治療を受けたら1回6万円、先進医療を受けたら最大1000万円までの実費といったしっかりした保障を受けられます。ただし共済のデメリットは、60歳を超えると、保障内容が大きく減ることです。

民間の医療保険でも共済とそんなに変わらない保険料で備えられる商品もあります。治療費が高くなりやすいガンや三大疾病に保障を絞るのも良いですね。ガンや三大疾病と診断された時に受け取れる給付金はどんなことにも使えるので安心です。

ちなみに死亡保険については、現在独身とのことですので、亡くなった時に保障を遺したい人がいるのであれば要検討です。いなければ特に要らないでしょう。