はじめに

(2)築数十年の中古物件をどのようにするべきか

「修繕管理費が最近上がりました」とありますが、不動産は、資産にも「不の財産」になることもあります。生半可な知識では、危機的な状況になると正しい判断ができなくなるものです。不動産投資を学ばれて大家業をしっかりと考えていくことは、自己投資にもなりますし、資産形成の足がかりにもなると思います。不動産収入を得ることは、れっきとした「大家業」になりますので、事業計画をたてることや、売却を視野にいれた出口戦略、メンテナンスコスト、空室リスク、税金など複合的な視点で考えるべきかと思います。

頂いた情報からは詳細は判断できませんが、大家業をしっかり考えるつもりが無く、老朽化が進んでいて、さらにメンテナンスコストがかかってくるのであれば、売却を考えてもよいでしょう。売却するときに複数の一般媒介契約を結んで、情報を集めて比較しながら販売すると良いと思います。

(3)ご自身の支出を把握する

収支上問題ないように見えますが、まだ不安な点があります。それがご自身のお金の使い方です。41万円の収入に対して、支出は26万円で、収支が15万円の黒字になり貯蓄が増えていると思います。一方で、支出の内訳を見ていくと、

・住居費:7万7,000円
・食費:3万6,000円
・水道光熱費:1万円
・教育費:1万円
・保険料:3,000円
・通信費:8,000円
・お小遣い:2万円

合計は16.4万円になります。収入が41万円で、毎月貯蓄15万円ということは、10万円ほど使途不明金があることがわかります。現在も貯蓄はしっかりできていますが、将来にむけての不安を無くすには、現状把握が必須だと思います。家計簿アプリを活用して、より精緻に自分の支出が何にかかっているのか、年間ではどれくらい特別費がかかっているのか、などを把握すると良いでしょう。自動家計簿アプリは非常に便利ですが、使途不明金だらけになっている人もいます。月に1回は何に使ったかを「仕分け」をする習慣を身につけると、自分のお金がしっかり把握できるようになります。