はじめに

給与明細のチェックポイント

次に、給与明細と社会保険料の関係をご説明します。

以下の給与明細は、東京都協会けんぽに加入、報酬月額36万円、40歳以上の人の例です。(表:筆者作成)

このように、給与明細には必ず基本給や各種手当を合計した、総支給額が記載されています。毎年4・5・6月の総支給額を足して3で割った平均額が「報酬月額」となります。
例えば、
4月に払われた給料の総支給額:38万5,302円
5月に払われた給料の総支給額:38万2,505円
6月に払われた給料の総支給額:37万8,397円なら、38万5,202円+38万2,505円+37万8,397円=1,14万6,204円

1,14万6,204円÷3=38万2,068円で、38万2,068円が報酬月額となります。

報酬月額から表を使って「標準報酬等級」と「標準報酬月額」を割り出します。
参照:全国健康保険協会

この表から、報酬月額38万2,068円は37万円以上39万5,000未満の範囲に入るので、健康保険26等級、厚生年金保険23等級、標準報酬月額は38万円となります。現在標準報酬月額が36万円だったのであれば、算定基礎届後は38万円にアップします。

先ほどの給与明細の例の人なら、標準報酬月額が38万円に変わったあとは、健康保険料は1万8,753円(987円増)、介護保険料は3,401円(179円増)、厚生年金保険料は3万4,770円(1,830円増)になり、毎月2,996円社会保険料の負担が増えます。