はじめに
賃貸は選べる自由度が高く、住み替えできるのが魅力
私が賃貸物件に住んでいる理由はまず、賃貸は分譲よりも物件数が多い分、自分が選べる自由度が高い、ということです。選択肢が多いと選ぶのが大変という人もいますが、それは短期間で探そうとするからです。
賃貸契約が切れる最低でも半年前、できれば1年前には賃貸情報サイトに登録して、自分の条件に合う物件をキャッチできるようにしてください。そうすることで、物件を見極める力もつきますし、掘り出しものと呼ばれる物件と出合う確率も上がります。
あと賃貸の魅力はやはり、住み替えがきく柔軟性の高さです。子どもが独立して住人の数が変わったり、勤務先や収入が変わったりといった、ライフスタイルの変化に応じて家も替えられます。私は、今の家に珍しく10年ぐらい住んでいますが、今まではだいたい3〜5年のサイクルで引っ越しをしてきました。その分引っ越し代はかかりますが、柔軟性を重視したい人には賃貸がおすすめです。
逆に、すごく安定思考で、10年20年と住み替えることはまずない人は、買ったほうが割安になるのでおすすめです。
ただ買うなら、なるべく中古にしてください。安いから、ということ以外にも理由があって、中古のほうが一軒家にしてもマンションにしても、立地がよりいい物件を探しやすいのです。立地がいいところの多くには、すでに建物が立っているものです。それが、立地がいい物件は中古のほうに多い理由です。
中古なら、余裕を持ってローンの設定額を収入の25%以内にしやすいのもおすすめする理由の一つです。また、予算が余ったらそのお金で水回りや電気回り、エアコンなどをリフォームしましょう。中古住宅で、最新の設備にして住むのが一番おすすめになります。
賃貸の場合でも、大家さんと交渉すればリフォームできます。原状回復を義務にするとOKしてくれる大家さんは多く、私も結構リフォームをしています。多いのは乾燥機を入れるためのリフォームで、今の家では、天井にいろんな新しい照明をつけたり、壁に鏡をつけたりしました。