はじめに

契約社員をできる限り続けた場合、資金はいつまでもつ?

まず、今の仕事を頑張って続けた場合のシミュレーションです。

毎月20万円の手取り収入が続き、61歳からは65歳は7掛けの14万円の収入としています。さらに、毎月12万円の家賃収入が毎年2%ずつ目減りしながら入る想定にしています。65歳の時点で所有マンションの資産価値が4,000万円から2,000万円に値下がる想定でシミュレーションをしています。また、3年に1カ月の空室がおこり、修繕積立金以外に修繕費用が3年に30万円ほどかかるとしました。マンションの資産価値は、エリア、築年数、駅近、構造などによって大きく異なります。今回は詳細が不明ですので、今後空き家が増えて不動産価格が下がることも考えて12年後には半値としました。

また、物価が毎年0.7%ずつインフレし、生活費が少し上昇。家賃の更新料が2年に1カ月分発生。介護費用と身辺整理の費用が80歳すぎから合計500万円かかる想定にしています。65歳以降の生活費は、それまでの9掛けに縮小。運用資産が700万円は、どのようなポートフォリオか不明なため1%の複利運用にしています。家具や家電などの故障もあると思いますので、80歳を超えるまで5年ごとに50万円の支出をいれています。

するとシミュレーションでこのようになりました。20万円の手取り収入に加えて、65歳まで家賃収入がある前提にたてば、老後資産を取り崩しても100歳以上まで資産は潤沢なようです。

図1

契約社員をできる限り続け、1000万円の家を購入した場合は?

65歳以降で新たに1,000万円の住宅を購入した場合はどうでしょう。初期費用(エアコンや家具、引っ越し、手数料など)で100万円、築年数にもよりますが、管理費・修繕費がそれぞれ1万円、火災保険に年間5,000円、固定資産税が4万円かかるとしてシミュレーションしてみると、100歳まで資産は保つものの、賃貸を続けるより悪化しました。

図2

購入する場合は、その時点の市況や物件価格をみながら柔軟に考えると良いと思います。注意する点は、物件購入してもランニングコストは発生するので、その費用を事前にしっかりと考えることが重要と思います。